LINEスタンプを作ろうときっかけは「誰でも参入できる」という大胆なコンセプトに魅力を感じたからです。最初に試しに「かわいいねこ」というスタンプを作ってみたらなかなか好評で、そこから制作を続けています。
「意識高い系になれるスタンプ」のアイデアが生まれるまでは、
……という経緯でした。「意識高い系」をテーマにしたスタンプもあまりなかったので行けるかなと思いました。
1番気を使ったのは「手」です。売れているネタ系スタンプを見ていると手を丁寧に描いている作品が多かったので、意識してみました。例えば、顔をコピペで量産しても、手の表情のバリエーションが豊かだとあまり手抜きに見えない。そのくらい重要だと思います。
あとは吹き出し内の文字の配列にも気をつけました。耳慣れないビジネス用語を2行に分離させると、パッと見で頭に入らないんですよね。なので、多少バランスが悪くても、ビジネス用語は2行にならないようにしています。
気をつけたことやこだわりは、ブログでさらに細かく書いているので、もっと詳しく知りたい方はご覧いただければと思います。
スタンプの説明文にも書いたのですが、作った自分でも使いどころが分かりません。会話にねじこんで、何気ないトークを無理やり意識高そうにしちゃうのが正しいのではないでしょうか。みなさん実際どんなふうに使ってるんでしょうね。
最初に「かわいいねこ」を公開した時は、ド素人が作ったにもかかわらずたくさんの人が使ってくださって、とても驚きました。「意識高い系」は逆に、想像以上に売れなくてびっくりしました。販売後数日で売上がゼロになったのは、今まで出したスタンプで最速でした。「かわいいねこ」より売れる予定だったんですが……(笑)。
発売から10日後くらいに話題になって、結果的には予定通り「ねこ越え」できそうです。きっと、使いやすさが足りないんでしょうね。自分でも分からないくらいですからね。次はもう少し会話にねじ込みやすいように気をつけたいです。
同じキャラで「謝罪」と「いいわけ」をテーマにしたスタンプも販売中です。他にも「意識高い系」の続編を含め、このキャラデザインでいくつか考えています。「かわいいねこ」と「市松人形ちゃん」の続編も作りたいですね。大ヒットはしないと思いますが、うれしいことにどちらもコアなファンがいらっしゃるので。
「ドラスティックだなあ」が好きです。あえてドヤ顔せずに言っちゃうところが逆にウザいというか。心のドヤ顔が透けて見えるんでしょうか。
ちなみにこのスタンプは藤子・F・不二雄先生の作品に出てくるインテリキャラをイメージして作ったんですが、今のところ誰にも理解してもらえていません。
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