作ったきっかけは、自分の描いたイラストにどれくらいの人がお金を払ってくれるのか知りたかったから。最初のコンセプトは「かわいすぎず、憎めないキャラ」でした。
このスタンプはすべてアナログにこだわって筆と絵の具だけで描いたので、スキャンと背景透過作業以外にPCは使っていません。他のものと差を付けたかったからなのですが、それがいい方向に転んだかは……どうでしょうか。最近はアナログ画のスタンプも増えてきましたね。
“最も動かない鳥”として話題になることはあるとはいえ、ハシビロコウ自体の認知度が低いのではと心配していたのですが、シュールな雰囲気で意外と大人に人気がある鳥らしく、ダウンロードしてくださった人のほとんどは大人だと思います。上野動物園でもハシビロコウを見に来ている大人が多いみたいですね。大ヒットはしませんでしたが、販売開始からずーっと地味に売れています。
スタンプ制作の魅力はほぼ自由に描けて、かつそれがお金になる可能性があるところ。「絶対これはウケる!」と思って描いても他人からするとそうでもないことは多いので、家族や友人の意見を素直に受け入れて作りました。
続編の「怪鳥ハシビロさん2」が先日公開されたばかりです。現在販売中の「勝ち組スタンプ」と「OLファイター」も続編を作りたいと思っています。
ひじをついて指の間からチラッとのぞいているスタンプが鳥のくせに人間味のある行動でお気に入りです。
悩み相談のような会話のときには分岐路に立っているハシビロスタンプを、何かに追い詰められたときには崖っぷちに立っているハシビロスタンプを使うのがおすすめです。……あまりシリアスな会話には使わないように気を付けてください。
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