「日本eスポーツ選手権大会」初開催へ プロゲーマー育成、JOC加盟目指す
ゲームで世界の頂点を争う“アスリート”を輩出する大会を――日本eスポーツ協会(JeSPA)は10月26日、ゲームの競技大会「第1回 日本eスポーツ選手権大会」を来年3月12、13日に東京・豊洲PITで開催すると発表した。同団体の西村康稔会長は「大会を定期的に開催し、プロゲーマーの育成とeスポーツの認知度向上に努める」と意気込む。
eスポーツでは、野球やサッカーなど一般のスポーツと同様の競技としてビデオゲームやコンピューターゲームの腕を競い合う。海外では巨額の賞金がかかった大会やプロリーグも存在し、盛り上がりを見せている。
第1回大会では、シューティングゲーム「Counter-Strike:Global Offensive」や格闘ゲーム「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」を“正式種目”として、日本チャンピオンを決定。開催に向け、地方予選、オンライン予選の日程、賞金額などの詳細も順次公開する予定だ。平方彰理事は、大会の参加者を「アスリートゲーマー」と命名し「ゲーマーのマイナスイメージを払しょくしたい」と話す。
主催のJeSPAは、2007年に日本eスポーツ協会設立準備委員会として発足。今年4月に一般社団法人に移行し、eスポーツの国内普及と、世界レベルの選手育成を目標に掲げる。西村会長によると、国際的に権威のある「第5回アジア室内競技大会」(2017年、トルクメニスタン)に日本代表を派遣するため、必要条件となる日本オリンピック委員会(JOC)への加盟を目指し、eスポーツの認知度拡大を進める。
同協会の馬場章理事(東京大学教授)は、世界大会でトップを狙えるプレイヤーが日本に多数いることを指摘。プレイヤーのすそ野を広げるとともに、スポンサーの獲得、現役引退後もコーチとして若手を育成――など、「アスリートが“仕事になる”仕組みづくりを進めたい」という。独自にスポンサーを集めて開催している既存の民間イベントととも連携も検討する。
馬場理事は「ゲームばかりをすると頭が悪くなると言うのは根拠が無く、むしろ思考能力や推敲力を高めると科学的に証明されている」とも述べ、eスポーツが青少年の成長に役立つと主張。「eスポーツの認知度を向上させ、頭の固い教育者や保護者の四角い頭を丸くしたい」(馬場理事)
「大会の開催が日本人選手の育成を促し、ゲーム業界の発展にとどまらず、青少年の育成やクールジャパンの海外展開にもつながれば」(西村会長)
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