東京では電車やタクシーがよく使われ、ITに関心が高く、子どもも大人も勉強している――ヤフーはこのほど「Yahoo!検索データ」を使ったビッグデータレポートを公開した。国土交通省の統計調査などのリアルデータのほか、検索数といったネット上のデータからも「東京の特異性」を浮き彫りに。「まるで日本には2つの別の国が存在しているかのようだ」と紹介している。
国交省や総務省の統計データによると、東京は他地域と比べて「極端な電車社会であることが見て取れる」(同社)という。さらに2015年1〜12月の「Yahoo!検索データ」総検索量のうち、国内大手自動車メーカーに関する検索数を都道府県別で算出すると、東京は自動車メーカーへの関心が著しく低いことが分かった。
逆に「タクシー」の検索数は、東京が極端に多い結果に。「クルマを所有することへの関心が低く、必要なときのみタクシーを活用する」という東京の交通事情が「リアルのデータとネット上の注目度の両方から裏付けられた」としている。
交通以外にも「Fintech」や「Uber」などIT関連の用語、「中学受験」や「TOEIC」といった勉強に関連するワードの検索数も東京が多かった。「電車やタクシーをよく使い、ITに関心が高く、子どもも大人も勉強している、そんな東京の姿が浮かび上がってくる」と同社は分析している。
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