クラウドコミュニケーションの米Twilioは5月26日(現地時間)、IPO(新規株式公開)に必要な申請書類「S-1」を米証券取引委員会(SEC)に提出した。
上場先は米ニューヨーク証券取引所(NYSE)でティッカーシンボルは「TWLO」。公開価格などについてはまだ空欄だ。
Twilioは、2008年創業のカリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く企業。当初はクラウド経由でWebから電話を操作するAPIを提供していたが、現在は、Webアプリに通話やSMSメッセージ機能を統合するAPIを提供している。日本でも2013年からKDDIウェブコミュニケーションズが提供している。
同社のサービスは、配車サービスアプリの米Uber、クラウドヘルプデスクの米Zendesk、米FacebookのソーシャルアプリWhatsAppなどで採用されている。
2016年第1四半期の売上高は5930万ドルで、その15%はWhatsAppからのものという。利益はまだ上がっておらず、同四半期は650万ドルの赤字だった。
同社は今月4日、プログラム可能なSIMカード「SIGNAL」を発表し、25日にはTwilioのAPIを使えるアドオンのマーケットプレイスを立ち上げた。
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