台湾ASUSは5月30日(現地時間)、台湾の台北で開催の「Computex 2016」において、ホームロボット「Zenbo」を発表した。ジョニー・シー会長はプレス向けイベントで「われわれの野望は、すべての家庭にロボットコンピューティングを提供することだ」と語った。発売時期は発表されなかったが、価格は599ドル(約6万7000円)という。
プロセッサやサイズ、重さなどのスペックは不明だが、Webサイトの画像などから推測すると、身長は60センチくらいだ。
ちなみに、ソフトバンクのロボット「Pepper」の一般販売価格は19万8000円(税別)で、身長は121センチだ。
キャッチフレーズは「あなたの賢くて小さな友達(Your Smart Little Companion)」。Pepperのような腕はないが、Pepperと同様に動きまわり、首を振ったり回転したりできる。顔面が液晶ディスプレイになっており、感情を表情できるだけでなく、テキストや画像、動画を表示する。カメラも搭載し、撮影した写真をディスプレイに表示することも可能だ。このカメラでビデオ通話もできる。
顔認識機能もあり、マイクで命令を聞き取り、スピーカーで話す。音楽も再生できる。
一人暮らしの高齢者のサポートにも、子どもの教育にも役立つとしている。
ASUSはZenboの開発者プログラムも発表した。Zenboで利用するアプリを開発できる「Zenbo SDK」をリリースする。
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