「誰もオンラインいじめのターゲットになるべきではなく、Twitterはいじめのための場所ではない」──。米Twitterのジャック・ドーシーCEOは7月26日(現地時間)、4〜6月期の業績発表後の電話会見でそう語った。
Twitterはいじめ対策として、いじめの報告機能追加やブロック機能の強化、評議会「Trust and Safety Council」の設立などで対処しているが、いじめは後を絶たない。最近では映画「ゴーストバスターズ」に出演する黒人女優、レスリー・ジョーンズに対する差別的なツイートが問題になった。この件では、Twitterが攻撃の中心だったジャーナリスト、マイロ・ヤノポロス氏のアカウントを永久削除した。
ドーシー氏は「Twitterは、ニュースと社会的主張のための場だ。(中略)Twitterをシビルディスコース(互いの理解を深めるための対話というような意味)にするというのは高い望みであることは分かっている。いじめはシビルディスコースではない。いじめは会話を遮断し、互いを理解することを不可能にする。誰もオンラインいじめのターゲットになるべきではなく、Twitterはいじめのための場所ではない」と語った。
同氏は、いじめ対策は同社の5大優先項目の1つだと強調した。
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