今回の西野亮廣さんのケースでは、マンガではなく、絵本となるが、それはそれで興味深い。まず絵本は、比較的サイズが大きいことが多く、絵のクオリティも重視される。気に入った作品であれば、「内容は知っているが、印刷した紙でも所有したい」という欲求を、くすぐられる可能性はある。
さらに、子供向けの読み聞かせを想定すると、やはりiPadで読み聞かせ……というよりは、「紙での読み聞かせ」を選択する親もいるかもしれない。そうした意味で、戦略として「Webで無料公開しても、むしろ売り上げが増える」可能性はある。実際「えんとつ町のプペル」は無料公開された19日、Amazonの「本」の総合ランキングで1位に上昇。24日時点でも2位につけている。
「コンテンツの無料化は、作家を殺す」――。それは、一定の説得力があるし、一面の真実でもある。ただ今の時代、時と場合によっては無料化を試してみるのも、選択肢として面白いかもしれない。
「えんとつ町のプペル」Amazonで1位に 無料公開で宣伝効果 「クリエイターの対価問題は別の話」 西野さん、批判に反論
ベストセラー絵本「えんとつ町のプペル」無料公開 「高くて買えない」小学生からの声受け
絶版漫画を広告付きで公開「マンガ図書館Z」、月10万円得る作者も 目指すは「全マンガ蒐集」
「ブラよろ」2次利用フリーで「すごいことになった」 100万人超の読者獲得、「紙のコミックスに匹敵」
「ブラよろ」2次利用フリー効果、佐藤秀峰さんの電子書籍売り上げ1億円超え
「使えば増える」初音ミクと、「お金が王様」の時代の終わり
「ヤバいぐらいの手応え」 300万DLの無料漫画アプリ「マンガボックス」樹林伸編集長に聞く、ビジネスの展望と「夢」Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR