米AppleとフィンランドNokiaは5月23日(現地時間)、知的財産権係争に関するすべての訴訟で和解し、複数年にわたる特許ライセンスを締結したと発表した。
NokiaはAppleからライセンス料を受け、ネットワークインフラ製品およびサービスを提供する。一方Appleは、Nokiaのデジタルヘルス製品のAppleのオンラインストアおよび実店舗での販売を再開する。
両社はデジタルヘルス分野での今後の協業を視野に、幹部同士の会合を定期的に持つ計画。
今回の争いは、まずAppleが昨年12月20日、いわゆるパテントトロールのAcacia Research Corporation他9社を、Nokiaと共謀してAppleや他のスマートフォンサプライヤーから不当な収益を得ているとして提訴したことで始まった。Nokiaは翌日、AppleがNokiaの32件の特許を侵害したとしてAppleをドイツと米国で提訴した。Appleは直後にNokiaを自社のオンラインストアからNokia傘下の仏Withingsの一連のヘルスケア製品を削除した。
和解の詳細は公表されていないが、NokiaはAppleから前払金を受け取ることは発表された。
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