「Adobe Flash」や「iPod nano/shuffle」など、さながら「さようなら週間」のように様々なサービスや製品の終了が明らかになった先週。Googleは「Googleインスタント」の終了を発表しました。
世界中の情報を整理し、みんながそれを活用できるようにするのがミッションのGoogleは、いつも少しでも高速に情報に到達できるようにする方法を考えています。Googleインスタントもそうした取り組みの1つでした。
Googleインスタントは、Google検索で言葉を入力している最中に「これですか?」とどんどん検索結果を表示するというせっかちなものでした。PCでならまだしも、モバイルの画面でやられるとちょっとうるさいので私はすぐに無効にしていました。Googleも終了の理由として、モバイルからの検索が増えたことを挙げています。
Googleはこれまでも、役割を終えたと判断したサービスをわりとさっくり終了させたり、他のサービスに統合したりしてきました。有名なところでは、「Google Reader」とか「Google Talk」とか「Panoramio」とか「Picasa」とか「Nexus」(泣)とか。
それぞれ、それなりに納得できる理由での終了でした。
だから、次は「Google+」なんじゃないかと思っていたんです。Google+というのは、2011年にFacebook対抗でスタートしたGoogleの(何個目かの)ソーシャルサービス。でも、今では周囲を見回しても使っている人はいないし、ほとんど新機能が追加されないし(最後に追加されたのは今年の1月で、それもすごく久しぶりでした)。
ところが、Googleはまだ、終わらせるつもりはないようです。Google+チームが7月28日、Google+の投稿で、Google+の新機能を試すベータテスターを募ったのです。
申し込みフォームには「Google+のβテスターに興味を持っていただき、ありがとうございます。これは、Google+に今後追加予定の新機能をテストし、バグレポートやフィードバックを送っていただくためのクローズドβプログラムです」とあります。
とりあえず、応募してみました。まだ返事は来ませんが(FAQには、応募者全員がメンバーになれるわけではないと書いてあるので、だめかも)。
「Google Wave」や「Google Buzz」、「Orkut」、「Spaces」など、これまでなかなかソーシャルなサービスを軌道に乗せられないできたGoogleさん。他に得意なことがいっぱいあるんだからSNSまでやらなくていいのにと思うのですが、まだしばらく頑張るみたいです。
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