東京都在住者の2人に1人が、地方移住に関心がある――ふるさと納税の情報サイト「ふるさとチョイス」運営のトラストバンクがこのほど、そんな調査結果を発表した。
地方移住に「関心はあるが具体的には検討していない」(34.9%)、「現在検討している」(9.6%)、「すでに地方移住することを決めている」(4.0%)と「関心がある」人の合計が48.5%だった。「特に関心はない」は51.5%で、関心の有無でほぼ半数に分かれた。
年代別だと、20代の10.1%が「すでに地方移住すると決めている」と回答し、他世代よりも地方移住を求める傾向が強かった。地方移住に「関心がある」20代のうち、17.2%が「今後1年以内に地方移住をしたいと思っている」と答えた。
関心ある人が、移住したい都道府県は「沖縄県」が13.1%でトップ。以下「北海道」(8.5%)、「長野県」(5.7%)と続いた。選んだ理由は「自然が豊かな土地だから」(31.5%)、「旅行などで訪れたことがある地域だから」(30.6%)、「出身地、または過去に住んだことがあるから」(27.8%)、「食べ物がおいしい土地だから」(26.7%)などが挙がった。
地方移住の不安、懸念点は「働き口が見つからない」が48.2%と最多だった。一方、移住後の働き方は「特にこだわりはない」(28.8%)が最も多く、「働き方への執着が比較的低い」傾向が見られたという。
調査は6月26〜29日に、東京都在住の20代以上の男女1115人を対象にネット上で実施した。
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