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» 2017年10月04日 15時40分 公開

CEATEC JAPAN 2017:投球の“キレと伸び”見える化 センサー内蔵“IoT野球ボール”

9軸センサー内蔵の野球ボールが登場。ピッチングデータを分析できる。

[村上万純,ITmedia]

 アルプス電気は、野球のピッチングをデータ化できる9軸センサー内蔵ボール「Technical Pitch」(テクニカルピッチ)を「CEATEC JAPAN 2017」(10月6日まで、幕張メッセ)に出展している。専用スマートフォンアプリ(iOS/Android)と連携し、球速や回転数などの情報を数値化する。販売とアプリ開発はアクロディア(東京都・新宿区)が担う。

アルプス電気 9軸センサー内蔵ボール「Technical Pitch」(テクニカルピッチ)

 硬球ボールに、加速度、ジャイロ、地磁気センサーや電池を内蔵。球を投げるだけでスマホアプリに投球データを転送し、専用サーバで解析するという。球種、球速、回転数、回転軸の傾きを数値化し、投球モーション中のボールの軌跡を捉え、腕の振りの強さや時間を計測。3Dグラフィックで投球を再現する機能も備える。球速は最大時速200キロまで対応。球をバットで打ち返すことはできない。

アルプス電気 スマホアプリの画面

 アルプス電気の武田安弘さんは、「これまで感覚的に教わってきたボールのキレや伸びなどを具体的に数値で確認できる。ピッチングフォームの見直しや投手の癖などを把握するのに役立つ」と話す。

 「硬球の中心にはコルクなどの小さな球があり、その代わりにセンサーモジュールを搭載しようとすると、バランスが難しかった。重量が偏ると投球がおかしくなる」(武田さん)

 価格は、ボール1個当たり1万9500円前後。プロ球団を含む、日本国内の野球チーム向けに販売している。

アルプス電気 一般的な硬球と同じ素材を使用
アルプス電気

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