米Googleは6月12日(現地時間)、Webブラウザ「Chrome」の拡張機能をWebサイトのボタンから直接インストールする機能「inline installation」を段階的に終了すると発表した。これで拡張機能はChromeウェブストアでしか入手できなくなる。
ユーザーから、拡張機能によってChromeでの体験が予期せず変更されるという多数の苦情が寄せられており、そのほとんどがinline installationで追加した拡張機能に関するものであるためとしている。
inline installationは、2011年リリースの「Chrome 15」で利用可能になった機能。WebオーナーがAPIを使って自分のWebサイトにボタンを設置できる。
Chrome拡張機能は、以前はAndroidアプリ同様にウェブストア以外からもインストールできていたが、ユーザーの許可を得ずに自動インストールされる拡張機能などの問題を受けて規制が厳しくなり、2015年5月には拡張機能のChromeウェブストアでのホスティングを義務付けた。
inline installation終了のタイムラインは以下の通り。
Google、暗号通貨マイニング関連拡張機能をストアから削除へ
Chromeブラウザ、拡張機能の「勝手に設定変更」を警告する機能追加へ
Chromeウェブストアに相次ぎ不正な拡張機能、企業をだます手口に悪用
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