米Googleは、現在開発段階にあるWebブラウザ更新版の「Chrome 25」で、ユーザーが知らないうちにインストールされるWebブラウザの拡張機能をデフォルトで無効化すると発表した。
同社のブログによると、これまでWindows版のChromeでは、Windowsレジストリの仕組みを使ってユーザーが知らないうちに拡張機能をインストールすることが可能だった。
この機能の本来の意図は、別のアプリケーションをインストールする過程において便利な拡張機能をオプトインでChromeに追加することにあった。しかし、この仕組みを悪用する拡張機能が横行しているという。
こうした問題に対応するためChrome 25では、サードパーティープログラムによってインストールされた拡張機能をデフォルトで無効にする機能を導入。ユーザーはChromeのメニュー画面から、拡張機能を有効にするか、コンピュータから削除するかを選択できるようになる。
さらに、過去にユーザーが知らないうちにインストールされた可能性のある拡張機能についても、自動的に無効化する措置を取り、ユーザーが必要とする場合は自分で有効にできるようにする。
同様の機能は、MozillaのWebブラウザ「Firefox」が2011年に導入済み。サードパーティープログラムによってインストールされたアドオンはいったん無効化され、インストールを許可するかどうかをユーザーが選択できるようになっている。
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