「CEATEC JAPAN 2018」(10月19日まで、千葉・幕張メッセ)の日立製作所ブースで一風変わった機器連携のデモンストレーションが行われている。ソニーの犬型ロボット「aibo」(アイボ)と日立アプライアンスのロボット掃除機「minimaru」(ミニマル)が、じゃれ合いながら床を掃除したり、芸をしたりする。
例えばアイボに「アイボ、ミニマルに掃除してって伝えて」と言うと、アイボがトコトコとミニマルに近づいて「ワンワン」。ミニマルは電子音で返事をして掃除を開始する。
2台は芸もする。アイボに「ミニマルに右に回ってって伝えて」と言うと、アイボはミニマルの前に行って前足を上げ下げ。それが合図になっているのか、ミニマルはその場で回転を始める。まるで人が犬に芸をさせているようだ。
日立製作所によると、ネットワークを介した家庭用ロボット同士の連携に技術的な問題は少なく、相互に新しい価値を生み出す可能性があるという。「自律的に人に近づくアイボは人の感性に訴えるロボット。掃除機という機能的な価値を持つミニマルと協調することで、アイボは“役割が増える”。ミニマルは“愛着がわく”、“掃除が楽しくなる”といった効果が期待できる」(日立)
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