ITmedia NEWS > AI+ >
インタビュー
» 2018年10月16日 07時07分 公開

CEATEC JAPAN 2018:こいつ、モノアイまで動くぞ! ザクらしさを追求したプログラミング教材

バンダイは「CEATEC JAPAN 2018」の同社ブースでザクをモチーフにしたSTEM学習教材シリーズ「ZEONIC TECHNICS」を披露する。ベースの二足歩行ロボットは近藤科学製。デモムービーには、ザクの象徴ともいえるモノアイを動かす姿、そしてショルダータックルの姿勢をとるザクも映っていた。

[芹澤隆徳,ITmedia]

 バンダイは「CEATEC JAPAN 2018」(10月16日〜19日、千葉・幕張メッセ)の同社ブースでSTEM学習教材シリーズ「ZEONIC TECHNICS」(ジオニック テクニクス)を披露する。テレビアニメ「機動戦士ガンダム」に登場したモビルスーツ「ザクII」をモチーフにした二足歩行ロボットでロボティクスやプログラミングを学べるという。

「ZEONIC TECHNICS」(ジオニック テクニクス)

 ZEONIC TECHNICSを担当するバンダイの原田真史氏(新規事業室 デピュティゼネラルマネージャー)によると、ザクを選んだ理由は「劇中でも最初に活躍したモビルスーツだから」。ジオン軍のモビルスーツを開発、製造していたジオニック社公認の「MS(モビルスーツ)講習キット」という設定だ。

バンダイ 新規事業室 デピュティゼネラルマネージャーの原田真史氏

 パッケージに含まれるサーボモーターなどを使ってザクを組み上げ、PCやタブレット(プラットフォームは未定)でプログラミングすると指示通りに動く。「子どもとお父さんが一緒に作って楽しめるロボット教材になります」(原田氏)

ザクを組み上げるところから始まる

 ベースになる二足歩行ロボットは、ホビーロボットの「KHRシリーズ」や教育用ロボットキット「KXRシリーズ」で知られる近藤科学が供給する。KXRシリーズは、2種類のサーボモーターを使いながら、その外装を共通化したことで、二足歩行の人型から四足歩行の亀型など大胆にスタイルを組み替えられるのが特徴。ザクの場合、腕や下半身を交換するとモビルスーツバリエーションとして登場したザクタンクに変身する。

ザクタンクは壊れたザクとマゼラトップを失ったマゼラベースを組み合わせて作られた作業用MSという設定

 ザクらしいフォルムと動きにもこだわった。ブースで上映するデモムービーには、ザクの象徴ともいえるモノアイを動かす姿、そしてショルダータックルの姿勢をとるザクも映っている。こうした「モビルスーツらしい動きとデザイン」の開発と実装で協力しているのが、ロボットパーツ製造や受託開発などを手掛けるbloomakeLab(ブルーメイクラボ)だ。

こっちみた

 「ブルーメイクラボさんは、ロボットの動きを尊重しつつフォルムをきっちり仕上げる、良い“もの作り”をします。ザクをモチーフにしたとき、例えば“可動”と“フォルム”って相反する部分があるのですが、そこをきっちりと取捨選択してもらおうと思っています」(原田氏)

 STEM教材としてのカリキュラム開発では、科学技術分野の教育や人材育成などのコンサルティングをてがけるLeave a Nest(リバネス)が協力。さらにオンラインプログラミングスクールなどを展開しているTECHACADEMYが教材開発と運営を担当するなど、各分野の専門企業4社を集めた。2020年に小中学校でプログラミング教育が必修化されることに伴い、高まるSTEM教育のニーズに対応する考えだ。

 原田氏によると、今回はコンセプト展示のため、製品の具体的な内容や発売時期、価格などは決まっていないという。ザクタンクのパーツも標準的なセットに同梱するのか、オプションになるのかは未定だというが、組み替えによって姿を変えるロボットには大きな可能性を感じている。

 「(子どもたちの)夢が広がりますよね。最終的にはさまざまなパーツを使って自分なりのロボットを作れるような形になると思います」(原田氏)

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.