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京大、“withコロナ”の生き方を探る講座を無料配信 「社会の在り方を広く深く考えたい」

» 2020年07月03日 15時34分 公開
[ITmedia]

 新型コロナウイルスが流行する世界をどのように生きるか、社会の在り方はどうあるべきか──そんな題材を考える講座を、京都大学が7月4日からオンラインでライブ配信する。哲学、倫理学など人文社会科学分野の教員11人が毎週土曜と日曜に約1時間の講義を行い、コメント機能を使った質問も受け付けるという。

photo 京都大学 人社未来形発信ユニット 公式サイトより

 講座名は「立ち止まって、考える」。講義のテーマは「自己とは何か:『われわれとしての自己』とアフターコロナ」「『災害』の環境史」「パンデミックの倫理学」など。

photo 講義テーマとスケジュール

 配信プラットフォームはYouTubeTwitterで、視聴に申し込みは不要。

 講座を実施する理由について、京都大学人社未来形発信ユニット長の出口康夫教授(文学研究科)は「緊急事態宣言が解除され、社会全体が『アフターコロナ』を模索している」と説明。「時間・空間的なスパンを長くとり、物事を掘り下げて考える人文・社会科学の観点から、これからの社会の在り方について、より広く、より深く考えるための視座を社会全体で共有したい」(同教授)としている。

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