この約8000円の差額の価値があるかどうかは人によりますが、誰よりも早く最新Androidにアップデートできて、Pixelにしかない「feature drops」を使えるのは大きいです。
feature dropsは、Android端末の中でもPixelだけに落ちてくる新機能。ほとんどのfeature dropsは、Pixelを冠するスマートフォンであれば、貴賤の隔てなしに享受できます。
例えばPixelシリーズにプリインストールされている「緊急情報サービス」アプリで、もうすぐ「自動車事故検出」と「安全確認」機能を使えるようになります。これらは米国などでは既に提供していましたが、日本の当局のOKが出たので、もしものときに自動的に119番に電話できるようになりました。
自動車事故検出はPixelを持って自動車事故的な激しい衝撃があると発動します(ただころんだくらいでは検出しないそうです)。
この他、これまでに追加されたdropsには、GoogleフォトのフィルターやWebページの翻訳機能、音声設定を位置情報で調整できる機能など、ちょっと便利なものがいろいろです。
Pixelシリーズは、一度使ったらそのまま使い続けたくなると思うんです(私はそう)。
シリーズの混沌が整理されたらもっといいんですが。
やっと「XL」という大きいやつがいなくなったと思ったら廉価版のaシリーズは残って、Pixel 4とPixel 4aとPixel 4a(5G)の3台の関係は特に分かりにくいものでした。ハイエンドのPixel 4、その廉価版のPixel 4a、廉価版だけど5Gに対応するPixel 4a(5G)かなと思いきや、単純にそうとも言えず、ディスプレイサイズがまちまちでスペックも微妙に違う。そして、Pixel 5はフラグシップではあってもハイエンドではないものに。でもって、Pixel 6とPixel 6 Proは、オリジナルSoC「Tensor」搭載の、今度こそハイエンドのフラグシップですが、6と6 Proの2モデルにまた増えます。
最近はどこのメーカーもハイエンドとしてProとPro MaxとかProとPro+とか微妙にスペックの違うのを2モデル出すことが多いですが、個人的にはGoogleさんにはすっきりと、ハイエンドのPixel nとその廉価モデルPixel naを1台ずつ出してもらいたいです。
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