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» 2012年06月12日 16時48分 UPDATE

エネルギー管理:新築でなくても集合住宅でも問題なし、実質5000円で導入できるHEMS

太陽光発電システムや蓄電池と連携する機能を備えるHEMSが注目を浴びる一方で、機能を限定して、安価で利用できるHEMSが登場してきている。ケイ・オプティコムは、同社のインターネット通信回線の付属サービスとして、HEMSの提供を始めた。

[笹田仁,スマートジャパン]

 ケイ・オプティコムは、同社が提供する家庭向けインターネット回線「eo光ネット」の付属サービス「eoスマートリンク」の1つとして、HEMS(家庭向けエネルギー管理システム)サービス「Smart Ecowatt for eo」の提供を始めた。サービス提供エリアは大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、和歌山県、滋賀県。

 最大の特長は低価格で利用できること。新築の住宅に限らず、すでに建っている住宅、集合住宅でも問題なく利用できるところも特長の一つだ。

 HEMS機能を提供する機器としてエネゲートの「スマートELセンサ」「スマートゲートウェイ」「スマートエコワット」を利用するが、これら3種の機器は経済産業省が実施している「エネルギー管理システム導入促進事業費補助金(HEMS導入事業)」の制度の補助対象となっている。

 スマートELセンサ1台、スマートゲートウェイ1台、スマートエコワット3台のセットが標準パッケージとなるが、この価格は10万5000円。HEMS向け補助金は一律10万円。補助金を利用することで、ユーザーの負担は5000円となる。ただし、補助金を申請するにはこのサービスを少なくとも1年間利用しなければならない。

 さらに、ケイ・オプティコムは2012年9月30日までの間は「節電応援キャンペーン」として、機器の取付工事費1万7850円と、Smart Ecowatt for eoの月額利用料315円を無料とする。

 Smart Ecowatt for eoでは、住宅全体で消費している電力量と、家電製品が消費している電力量を計測し、その結果をグラフなどの形で表示する。

 住宅全体の消費電力量は、スマートELセンサが分電盤から計測する、家電製品の消費電力量は、スマートエコワットを家電機器とコンセントの間にはさむように取り付けることで計測できる。上記の標準パッケージならスマートエコワット(100V対応)が3つ付属するので、3つの家電製品の消費電力量を別々に計測できる。追加用のスマートエコワットの販売も実施する。価格は100V対応品が7500円で、200V対応品が9500円。スマートエコワットは合計20台まで同時に使える。

 スマートELセンサとスマートエコワットは計測値のデータをスマートゲートウェイに無線通信で送信する。スマートゲートウェイは住宅用ルーターにつながっており、受信したデータをインターネットを通してデータセンターに送信する。データの集計や、グラフの作成などはデータセンター側で処理する。集計したデータから節電アドバイスを送信する機能もある(図1)。

HEMS 図1 Smart Ecowatt for eoの構成、計測したデータはデータセンターに送信する。集計やグラフ作成などの処理はデータセンター側で済ませる

 消費電力量などのデータは、ケイ・オプティコムがeoスマートリンク契約者に提供するタブレット端末で確認する。タブレット端末の価格は1万6320円。24回分割払いにすると、月々680円となる。さらに、eoスマートリンクのサービスを受けるにはサービス提供料として月300円かかる。

 ケイ・オプティコムは、HEMSサービスの提供を始めるだけでなく、7月にはグラモの多機能リモコン「i Remocon」を利用したサービスの提供も始める(図2)。i Remoconはエアコンやテレビなど多様な家電製品のリモコンとして動作する。さらに、家庭用ルーターに接続しておくと、外出先からスマートフォンで家電製品の電源を切るなどの操作ができる。

i Remocon 図2 グラモの「i Remocon」。エアコンやテレビのリモコンとして動作する機能を持ち、外出先からスマートフォンで操作できる

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