V2Hシステム無償提供第4弾、福岡県に110セット蓄電・発電機器

大阪府/市、北九州市、佐賀県と、電気自動車「リーフ」を利用したV2Hシステムの無償提供を積極的に進めている日産自動車が、福岡県にも提供を始めることを明らかにした。提供数は合計で110セット。

» 2012年07月13日 11時43分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 日産自動車は2012年7月13日、電気自動車「リーフ」の蓄電池に充電した電力を家庭でも利用可能にするV2Hシステム“LEAF to Home”(図1)を福岡県に無償提供すると発表した。大阪府/市、北九州市、佐賀県に続く4例目だ。

電気自動車リーフに充電した電力を家庭でも利用可能にする、「EVパワーステーション」 図1 電気自動車リーフに充電した電力を家庭でも利用可能にする、「EVパワーステーション」

 提供内容はこれまでのものと大きくは変わらない。複数の公共施設に提供し、さらに県内の個人や企業に提供する。個人や企業への提供数は合計で110セット。希望者からの申し込みは2012年7月13日の12:00〜7月26日の18:00まで、「日産リーフで節電アクション」事務局で受け付ける。応募多数の場合は抽選となる。

 “LEAF to Home”のうち、リーフは2013年3月末までの無償貸与。リーフに充電した電力を家庭で利用可能にする充電器「EVパワーステーション」は無償で提供する。

 同社は関西電力、九州電力両社の管内にある複数の自治体に、“LEAF to Home”の無償提供を提案しており、これからも自治体と同意に達したら、順次無償提供の募集を始める。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.