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» 2012年10月02日 15時15分 UPDATE

自然エネルギー:独自の軽量ガラスを活用してメガソーラー、屋根に負担をかけずにパネルを設置

旭硝子は自社工場の屋根に太陽光パネルを敷き詰めて、メガソーラーを建設する。独自開発の軽量ガラスを活用し、補強工事をしなければ太陽光発電パネルを設置できなかった場所にも、パネルを設置できるようにした。

[笹田仁,スマートジャパン]

 旭硝子は兵庫県高砂市にある自社工場の屋根を利用して、最大出力約5MW(5000kW)のメガソーラーを建設する。工場の屋根に太陽光発電システムを設置する例はあるが、最大出力が約5MWというのは国内最大級だとしている。2013年3月にも稼働を開始させる予定だ。

 出力を高めることができた最大の理由は、独自開発の軽量強化ガラス「Leoflex」(図1)を太陽光発電パネルの表面に採用することで、太陽光発電パネルの重量をおよそ半分にできた点にある。

Asahi_Glass_Mega_Solar_1.jpg 図1 旭硝子の軽量強化ガラス「Leoflex」。一般的なガラスよりも強度が高く、薄くしても割れにくい

 一般的な太陽光発電パネルの重量は1m2当たり約12kg。表面のガラスにLeoflexを採用すると、重量を1m2当たり約6kgと、半分に抑えられる(図1)。

Asahi_Glass_Mega_Solar_2.jpg 図2 一般的な太陽光発電パネルは表面に厚さ3.2mmのガラスを貼ってある。これを厚さ0.8mmのLeofexに変えることで、パネルの重量を半分にできる

 一般的な太陽光発電パネルを設置するには補強工事が必要な場所にも、Leoflexを採用したパネルならそのまま設置できる。補強工事が必要な場所にLeoflex採用パネルを設置することで、高砂工場に設置する太陽光発電パネルの面積は、一般的なパネルだけで構成した場合に比べておよそ2割広がったという。

 設置面積は約7万m2。このうち、約1.3万m2にLeoflex採用パネルを設置する。年間発電容量は約5300MWh(530万kW)と見ている。

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