三保の松原のそばにメガソーラー、日照時間が長い好適地自然エネルギー

中部電力が3カ所目のメガソーラー建設を始めた。場所は静岡市の三保半島。静岡県は年間日照時間が長いという大きな利点がある。この利点を生かして、どれだけ発電できるのだろうか。

» 2012年10月03日 15時15分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 中部電力は大規模太陽光発電所「メガソーラーしみず」の新設工事を始めたことを明らかにした。場所は静岡市清水区三保。景勝地である「三保の松原」で有名な三保半島の沿岸部だ(図1)。運転開始は2015年2月の予定。

図1 メガソーラーしみずの建設予定地。有名な景勝地である三保の松原がそばにある

 敷地面積は約16万m2で、発電所の最大出力は8MW(8000kW)(図2)。年間に8400MWh(840万kWh)の電力を発電すると見込んでいるが、静岡県は年間日照時間が他県に比べて長く。太陽光発電に適しているため、年間発電量はさらに多くなる可能性がある。

図2 メガソーラーしみずの完成予想図

 中部電力はすでに長野県飯田市に「メガソーラーいいだ」(出力は1MW)、愛知県知多郡武豊町に「メガソーラーたけとよ」(出力は7.5MW)を建設し、運営している。2020年度までに合計で15〜20MWのメガソーラーを建設することを目標に、メガソーラー建設を進めるとしている。

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