ハロゲンと同等の明るさで消費電力は1/8、スポットライト向けLED電球LED照明

日立アプライアンスはE11口金に対応するLED電球の新製品「LDR7L-M-E11-B」を発売する。スポットライトやダウンライトに付いていることが多いハロゲン電球の代替を狙った製品で、狭い角度に強い光を集める。ハロゲン電球と同等の明るさで、消費電力を1/8に抑えた。

» 2012年12月06日 13時00分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 新発売の「LDR7L-M-E11-B」の価格はオープン(図1)。実売価格は6000円前後となる見込み。効率の高いLED素子を採用し、光の方向を制御するレンズを改良して、60Wのハロゲン電球と同等の明るさを実現した。一定の方向に向かう光の強さを示す「カンデラ」という単位で表現すると、その光の強さは最大で3000カンデラに達する。この値は業界トップの値になるという。

図1 日立アプライアンスが発売するハロゲン電球代替のLED電球

 日立アプライアンスが従来発売していたハロゲン代替のLED電球と比べると、光の方向を制御するレンズを薄くし、放熱機構や回路を改良することで、本体の全長を16mm短縮した。これで、本体サイズがハロゲン電球とほぼ変わらないものになり、ハロゲン電球からの交換が容易になった点も大きな特長。

 販売店ではスポットライトやダウンライトで一部を強く照らすということがよくある。このようなとき、従来はハロゲン電球で強く照らしていたが、消費電力量が大きいという問題があった。LDR7L-M-E11-Bはハロゲン電球と同等の明るさを達成し、本体サイズもハロゲン電球とほぼ変わらないものにした上、消費電力を大きく下げた。

 消費電力は7W。これは60Wハロゲン電球の1/8に相当する。寿命は4万時間。ハロゲン電球の13倍まで伸びた。光色は電球色で、光が広がる角度は18°。角度を11°に狭めた製品と、30°に広げた製品も12月下旬に発売する。これら2製品の価格もオープン。実売価格は6000円前後となる見込みだ。

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