徳島県東岸で2.8MWのメガソーラー2件が相次いで稼働開始自然エネルギー

ソフトバンクグループで再生可能エネルギーを利用した発電事業を営んでいるSBエナジーは、徳島県東岸で建設を続けていた大規模太陽光発電所の運転を1月26日から始める。近隣で建設中の太陽光発電所の運転も2月中に始める見込みだ。

» 2013年01月22日 07時00分 公開
[笹田仁,スマートジャパン]

 1月26日に稼働を始めるのは「ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク」。紀伊水道をはさんで和歌山県の対岸にある小松島港のそばに位置している。2月に運転を始めるとしているのは「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」。小松島港の北にある海上自衛隊徳島航空基地(民間の徳島空港と共用)のそばで建設中だ(図1)。

図1 「ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク」と「ソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク」の位置。出典:徳島県

 どちらも3万m2以上の土地に、最大出力が約2.8MW(2800kW)の太陽光発電システムを設置する(図2)。設計、調達、建設、保守はシャープと四電工が担当する。発電した電力は全量四国電力に売電する。

図2 ソフトバンク徳島小松島ソーラーパークの完成図。出典:SBエナジー

 建設中の土地はいずれも徳島県の県有地(図3)。この土地を賃借して太陽光発電所を建設する。徳島県はメガソーラー建設に向く土地を選別し、それぞれ事業者を公募していた。SBエナジーは先に挙げた2カ所を落札し、建設を始めていた。

図3 ソフトバンク徳島小松島ソーラーパーク(上)とソフトバンク徳島臨空ソーラーパーク(下)の建設予定地。出典:徳島県

 SBエナジーは今回の事業に入札した理由として、日照条件が良いことと、徳島県がすでに土地造成を済ませていたことを挙げた。土地造成が済んでいたので、建設費用を大きく抑えられたという。

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