全国各地でメガソーラーを展開するソフトバンクグループが、7番目のメガソーラーを8月23日に運転開始する。栃木県が運営する産業団地の中に建設したもので、発電能力は3MW(メガワット)になる。さらに同じ敷地内に1.6MWのメガソーラーを12月に稼働させる計画だ。
ソフトバンクグループのSBエナジーが栃木県の矢板市にある産業団地で「ソフトバンク矢板ソーラーパーク」の建設を進めてきた。このメガソーラーは2基に分かれている。そのうちの第1基が完成して8月23日に運転を開始する(図1)。
第1基の発電能力は3MW(メガワット)で、年間の発電量は304万kWhを想定している。さらに隣接する敷地に第2基を1.6MWの規模で建設中だ。12月下旬に運転を開始して、年間の発電量は164万kWhを見込む。第1基と第2基の発電量を合わせると、一般家庭で1300世帯分の電力を供給することができる。
すでにSBエナジーは京都府と徳島県で各2カ所、群馬県と長崎県に各1カ所の合計6カ所でメガソーラーを稼働させている。矢板ソーラーパークの第1基が7カ所目で、合わせて17.8MWの発電能力になる。
矢板ソーラーパークは栃木県が運営する「矢板南産業団地」の1区画を賃借して事業化するプロジェクトで、敷地全体の広さは8万6000平方メートルある。このうち第1基で3万6000平方メートル、第2基で2万2000平方メートルを使って太陽光パネルを設置する。隣接する区画では「シャープ矢板太陽光発電所」が2.3MWの規模で2013年3月から運転を開始している(図2)。
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