定格出力34kWのパワーコンディショナー、低価格で分散設置向けに蓄電・発電機器

太陽光発電システムを手掛けるLooopは2015年4月から、パワーコンディショナー「LP-P34KSG」を発売する。定格出力は34kW(キロワット)で、低価格であることが特徴だ。

» 2015年04月03日 11時00分 公開
[陰山遼将スマートジャパン]

 太陽光発電システムを手掛けるLooopは2015年4月1日、パワーコンディショナー「LP-P34KSG」を同日より発売すると発表した(図1)。定格出力は34kW(キロワット)で、最大変換効率は98.3%、定格変換効率は97.8%となっている。外形寸法は622×250×895mm、重量は65kg。価格は税別74万8000円。

図1 Looopが販売するパワーコンディショナー「LP-P34KSG」出典:Looop

 入力回路は8つで、2つの最大電力点追従制御回路を備える。運転可能入力電圧は280〜950Vで、最大電力追従制御範囲は500〜800V。電気方式は三相3線式で、出力電圧は周波数50Hzの場合が420V、60Hzの場合が440Vだ。壁掛け方式で屋内外に設置することが可能で、防じん・防水規格であるIP65に対応している。購入から10年の製品保証が付く。

 Looopはこれまで太陽光発電システムをキット化した「MY発電所キット」や、運用管理システム「みえるーぷ」などを展開してきた。パワーコンディショナーを販売するのはこれが初となる。

 同社はLP-P34KSGについて、「発電規模に合わせて、複数台を分散設置するといった利用方法を想定している。これにより、何らかのトラブルが発生した場合でも、発電や売電機会のロスを最小限に抑えられる。また、他のメーカーの製品と比較して、74万8000円というと大幅に価格を抑えている点も大きな特徴」としている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.