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» 2015年08月20日 11時00分 UPDATE

エネルギー管理:電力の使用量を見ながら家電を遠隔操作、スマートフォン1台で外出先でも

スマートフォンを使って外出先から自宅の家電機器を操作できるアプリが人気を集めている。家庭内に設置したHEMSと連携させれば、部屋別・機器別の電力使用量を確認しながら遠隔操作が可能になる。スマートフォンの画面には日別・月別の電気料金や太陽光発電の売電額も表示できる。

[石田雅也,スマートジャパン]
gramo1_sj.jpg 図1 HEMSユニット(左)とリモコンユニット(右下)。出典:グラモ

 テレビやエアコンのリモコンが発する信号をスマートフォン(スマホ)に記憶させると、外出先からでもスマホを使って家庭内の機器を操作できるようになる。

 スマホの通信機能とリモコン機能を連携させる「iRemocon」を開発・販売するグラモは、新たにHEMS(家庭向けエネルギー管理システム)を開発して8月19日に販売を開始した(図1)。

 HEMSを組み合わせることで、スマホの画面に家庭内の電力使用情報を表示しながら、画面を切り替えてリモコン操作が可能になる(図2)。利用者はグラモが提供する「gHOUSE」と呼ぶアプリをスマホやタブレット端末にダウンロードして使う。このアプリはiOSとAndroidの両方に対応しているため、ほとんどのスマホやタブレット端末で利用できる。

gramo2_sj.jpg 図2 スマートフォンの操作画面。リモコン(左)、電力使用情報(右)。出典:グラモ

 新開発のHEMSユニット「iRemoUnit CT」を家庭にある分電盤に接続すると、分電盤が測定する部屋別・機器別の電力使用量をiRemoconのサーバーに送信する仕組みになっている(図3)。サーバーが集計したデータは携帯電話のネットワークでスマホやタブレット端末に送って表示する。

gramo3_sj.jpg 図3 機器の接続・利用イメージ(画像をクリックすると拡大)。出典:グラモ

 同様にリモコンユニットの「iRemocon ZB」をサーバーに接続して、スマホから遠隔操作で照明やエアコンなどを制御することが可能になる。HEMSユニットとリモコンユニットをサーバーと連携させるために、家庭内にWi-Fiルーターを用意する必要がある。

 スマホやタブレット端末の画面には当日と前日の電力使用量や電気料金のほかに、部屋別・機器別の使用情報を写真付きで表示することができる(図4)。さらに画面上の写真をタップすると個別のグラフを表示する。写真は利用者が撮影して登録する。

gramo5_sj.jpg 図4 電力の使用情報を表示する画面(タブレット端末の場合)。出典:グラモ

 このほかに太陽光発電を実施している場合には発電量を表示することが可能だ。電力使用量に基づく買電額と太陽光発電による売電額を合わせて、電力の収支グラフを時間帯別・日別・月別・年別に表示する機能もある(図5)。

gramo7_sj.jpg 図5 電力の収支グラフを表示する画面(タブレット端末の場合)。出典:グラモ

 グラモは通信サービス会社や住宅メーカーなどを通じてHEMSユニットとリモコンユニットを普及させる方針だ。すでにiRemoconを使ったサービスではNTT西日本やニフティと協業を開始している。

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