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» 2015年08月26日 07時00分 UPDATE

自然エネルギー:最大34基で170MWの洋上風力発電所、環境影響評価が秋田県で始まる (1/2)

秋田県の2つの港に建設する洋上風力発電所の開発計画が動き出した。丸紅を中心とする事業者グループが環境影響評価の手続きを開始した。計画では能代港と秋田港の港湾区域に合計で最大34基の大型風車を設置して170MWの発電能力を発揮する。2021〜22年の運転開始を目指す。

[石田雅也,スマートジャパン]

 洋上風力発電所を建設する場所は、秋田県の北部にある能代港と中部にある秋田港の2カ所である(図1)。いずれも秋田県が管理する港湾区域の中で、陸地から2キロメートル以内の範囲に収まる。

akita_yojo6_sj.jpg 図1 能代港と秋田港の位置と周辺の自然公園。出典:秋田港・能代港再生可能エネルギー導入検討協議会

 このプロジェクトは秋田県が再生可能エネルギーを拡大する施策の一環で推進している。2015年2月に丸紅を中心とする事業者グループが県の公募によって選ばれて準備を進めてきた。大規模な風力発電所の建設前に必要な環境影響評価の最初の報告書を8月24日に公開して、建設に向けた手続きが始まった。

 公開した「計画段階環境配慮書」を見ると、能代港と秋田港ともに県が洋上風力発電の適地として選定した区域に合わせて建設計画を策定している。能代港では3つの区域に最大で20基の大型風車を建設する(図2)。1基あたりの発電能力は3.45〜7MW(メガワット)を想定していて、合計で100MWになる。

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akita_yojo4_sj.jpg 図2 能代港の対象水域(上)、風車配置イメージ(下)。出典:秋田港・能代港再生可能エネルギー導入検討協議会

 一方の秋田港では5つの区域に最大で14基の大型風車を設置して、合計で70MWの発電能力を発揮する(図3)。2カ所を合計すると最大で34基、発電能力は170MWに達する計画だ。丸紅が秋田県の公募に応じて提案した計画では合計29基で145MWの予定だったが、2割ほど規模が大きくなった。

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akita_yojo2_sj.jpg 図3 秋田港の対象水域(上)、風車配置イメージ(下)。出典:秋田港・能代港再生可能エネルギー導入検討協議会
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