北海道十勝平野東端の遊休地でシャープが2.3MWのメガソーラーを稼働太陽光

シャープと芙蓉総合リースが共同出資するクリスタル・クリア・エナジーは2015年11月30日、北海道十勝郡浦幌町で「シャープ浦幌太陽光発電所」の商業運転を開始した。

» 2015年12月07日 07時00分 公開
[三島一孝スマートジャパン]

 北海道十勝平野の東端に位置する北海道十勝郡浦幌(うらほろ)町は、多くが酪農などの産業が盛んな地である。その遊休地に建設され2015年11月30日から商業運転を開始したのが「シャープ浦幌太陽光発電所」である(図1)。

 同発電所はシャープが、クリスタル・クリア・エナジーから開発・建設・運転保守・管理まで委託を受け、発電事業を行うという。敷地面積は6万1000平方メートルで、出力規模はモジュール容量で約2.3MW(メガワット、直流電流)となる。年間予測発電量は約290万kWh(キロワット時)となり、一般的な家庭の年間消費電力量では約805世帯分に相当するという。

photo 図1 「シャープ浦幌太陽光発電所」の外観 出典:シャープ

 シャープと芙蓉総合リースが共同出資する太陽光発電事業会社は既にクリスタル・クリアソーラーがあるが、クリスタル・クリア・エナジーは2社目の企業となる。クリスタル・クリア・エナジーが扱う太陽光発電所では既に三重県いなべ市で「シャープいなべ丹生川太陽光発電所」が商業稼働している(関連記事)。

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