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» 2016年04月13日 15時00分 UPDATE

省エネ機器:電気代が掛からない標識、太陽光などをためる

蓄光製品の開発・製造・販売などを行うエルティーアイは、ステッカータイプの中輝度畜光式誘導標識を発売した。電気代が掛からない、貼るだけの光る標識として普及が期待されている。

[長町基,スマートジャパン]

 エルティーアイが新たに発売するのは、ステッカータイプで消防設備認定を受けている中輝度畜光式誘導標識「アルファ・フラッシュ TSNシリーズ」である。

 TSNシリーズは、エルティーアイが開発した蛍光灯や太陽光を蓄えて発光する特許取得素材「蓄光シート」を使用した避難誘導標識で、今回、さまざまなサイズの消防設備認定を取得した。正方形タイプは120ミリ角(4種)、150ミリ角(1種)、200ミリ角(1種)、長方形タイプは100×300ミリ(3種)、120×360ミリ(4種)の合計13種類を取りそろえている。価格は標識1枚あたり2100〜2600円だとしている。

 現在、消防認定標識は消防法で定められた基準に合わせ、商業施設や公共施設など、さまざまな新築の建造物に年間10万枚以上が使用されているが、これまでは、長方形の硬質樹脂プレートタイプの製品しかなかった。

 新製品は、貼るだけの簡単な「ステッカータイプ」で従来の樹脂プレートタイプと比較し、厚さ、重さともに約3分の1とできる。そのため、持ち運びに便利である他、剥離紙を剥がして貼るだけ、という簡単に施工できることが大きな特徴となっている。また発光輝度に関しては、消防認定基準で定められた規格値の2倍以上を製品基準値としている。蛍光灯よりも若干光を蓄える能力が弱いとされるLED照明のもとでも、設置できる可能性が高い。さらに従来品より200〜300円程度安価で、正方形(スクエア)タイプもそろえるなど使い勝手も高めた(図1)。

photo 図1 従来品と新製品の比較 出典:エルティーアイ

 光を蓄えて発光する蓄光式誘導標識は、消防法上「高輝度」と「中輝度」の2つの基準に分類されている。エルティーアイは「高輝度」蓄光式誘導標識では既に国内で約9割のシェアを持っており、ステッカータイプの強みを生かし、今回「中輝度」市場に新たに参入した。

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