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» 2016年08月16日 13時00分 UPDATE

電力供給サービス:火力が90%で再エネが10%、東京電力が2015年度に販売した電力 (1/2)

東京電力が2015年度に販売した電力の電源構成を公表した。全体の90%が火力発電によるもので、LNG火力が最も多くて66%を占める。再生可能エネルギーは自営の水力発電所と固定価格買取制度による買取分を含めて10%だった。電力会社10社の平均と比べて再生可能エネルギーの比率は低い。

[石田雅也,スマートジャパン]

 政府は電力会社を含む小売電気事業者に対して、需要家に販売する電力の電源構成を開示するように求めている。東京電力の小売事業会社である東京電力エナジーパートナーは電力会社10社の先頭を切って2015年度の電源構成を8月12日に公表した(図1)。

図1 東京電力の2015年度の電源構成(販売電力量による比率)。FIT電気:固定価格買取制度の適用を受けた電力。出典:東京電力エナジーパートナー

 東京電力が2015年度に販売した電力のうち、90%を火力発電が占めた。LNG(液化天然ガス)を中心にガス火力が66%にのぼったほか、石炭火力が18%、石油火力が6%である。一方で再生可能エネルギーによる電力は10%だった。自社で運営する水力発電所から4%、固定価格買取制度で買い取ったFIT電気が3%、それ以外の再生可能エネルギーが3%である。

 従来は販売電力量ではなくて発受電電力量による比率を開示してきた。販売電力量とさほど変わらない比率になるが、その推移を見ると東日本大震災の前後で大きく変化している(図2)。2012年度からLNGを中心とするガス火力の比率が60%を超えて、火力発電だけで90%を上回る状態になった。ただし石炭火力と石油火力を合わせた比率は減少傾向にあり、CO2排出量は減っている。

図2 東京電力の電源構成の推移(発受電電力量による比率、画像をクリックすると拡大)。LNG/LPG:液化天然ガス/液化石油ガス。出典:東京電力ホールディングス

 電力会社10社を合計した電源構成と比べると大きな差がある。ガス火力の比率は10社の合計では45%前後で、代わって石炭火力が30%前後に拡大する(図3)。東京電力のCO2排出量はガス火力の比率の高さから、10社の平均よりも低い水準に収まっている。とはいえ再生可能エネルギーの比率は水力発電とFIT電気を加えると2015年度に10社の合計で15%に達していて、東京電力の比率は明らかに低い(発受電電力量の9%)。

図3 電力会社10社の電源構成の推移(発受電電力量による比率、画像をクリックすると拡大)。LNG/LPG:液化天然ガス/液化石油ガス。出典:東京電力ホールディングス
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