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» 2017年07月12日 09時00分 UPDATE

自然エネルギー:鶏ふんや食品加工かすでバイオマス発電、北海道と三重県で事業性評価

NEDOは地域特性に沿ったさまざまなバイオマスエネルギーの利用拡大に向け、2014年度から企業に事業性評価を委託し、導入要件や技術指針などを取りまとめる事業を進めている。新たに2つテーマを採択した。

[陰山遼将,スマートジャパン]

 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」において、このほどバイオマスエネルギーの利用拡大に向け事業性評価(FS)の公募を行い、新たに2テーマを採択した。

 同事業ではバイオマスの種別(木質系、湿潤系、都市型系、混合系)ごとに、地域の特性を生かした最適なシステムとしての事業性を評価し、実用性の高い技術指針や導入要件として取りまとめ、毎年度公表している。

 バイオマスエネルギーの利用拡大を推進するためには、熱利用などを効率よく運用するとともに、地域の特性を生かした最適な運用が必要となっている。そこでNEDOは2014年度からスタートした同事業で、バイオマスエネルギー利用に関する設備機器の技術指針、システムとしての導入要件の策定に向けて、バイオマス種別ごとに地域自立システムとしての事業性評価を実施している。事業性評価の成果は、毎年度公表する技術指針や導入要件に反映していく。

 今回、同事業で、バイオマスエネルギーの利用拡大に向けた2テーマの事業性評価を新たに採択した。1つは「食品加工残さ等と家畜ふん尿の混合メタン発酵処理による大規模植物工場への熱供給システムの事業性評価」で、食品加工場残さ、乳牛ふん尿などを原料とした混合メタン発酵を行い、生成した電気・熱などを大規模植物工場や周辺農家で使用する熱供給システムの事業性を評価する。委託予定先は北海道エア・ウォーター。実施地域は北海道となっている。

事業のイメージ(クリックで拡大) 出典:NEDO

 もう1つは「小型分散による鶏糞メタンガス発電システム導入と熱利用の事業性評価」。未利用鶏ふんをバイオマス原料として鶏舎内に小型分散のメタン発酵発電システムを導入し、購入電力および熱を代替する。委託予定先は三昌物産および三菱UFJリサーチ&コンサルティングで、三重県で実施する。

事業のイメージ(クリックで拡大) 出典:NEDO

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