関西電力は、一般水力発電のCO2排出量ゼロの付加価値を活用した法人向け電気料金メニュー「水力ECOプラン」を設定する。
関西電力は、このほど同社の一般水力発電(揚水発電および固定買取価格制度(FIT)によって買い取られた電気を除く)のCO2排出量ゼロという付加価値を活用した、法人向けの新たな電気料金メニュー「水力ECOプラン」を設定すると発表した。2018年4月から順次契約を開始する。
水力ECOプランは、同社が提供する電力に水力発電による環境価値を付加することで、同メニュー加入者が使用する電力由来のCO2排出量をゼロとし、CO2排出量の削減につなげることができる。同プランは、加入者が使用する電力の全部もしくは一部に対しても適用が可能だ。
また、加入者は温室効果ガス排出量算定・報告・公表制度において、CO2排出係数をゼロとして調整後のCO2排出量を算定できることもメリットとなる。
料金体系は、同プランを適用する電力量に対してCO2排出量ゼロの環境価値分が加算される仕組み。料金単価は同社と加入者間で協議により決定するという。
同プランは2018年4月1日から順次契約開始する予定で、契約期間は適用開始日から1年間。適用範囲は滋賀県、京都府、大阪府、奈良県、和歌山県、兵庫県(一部を除く)、福井県の一部、岐阜県の一部、三重県の一部で、特別高圧もしくは高圧での同社顧客が対象となっている。
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