日本マクドナルドは8月17日、公式Xアカウント(@McDonaldsJapan)でAIイラストとアニメメーションを使った広告動画を公開した。生成AI技術を使って制作した約16秒尺の動画で「マックフライドポテト」のセールを告知する内容だ。これを見た他のXユーザーからは不満を訴える意見が多く、広告効果に疑問を呈する声も挙がっている。
この動画では「カルメン前奏曲」に歌詞を付けた楽曲をバックに、マックフライポテトを持った女性のイラストが次々と表示されていく。動画のキャッチコピーには「AIラブポテト」が使われている。動画内のAIイラスト・アニメーションを制作したのは「Kaku Drop 架空飴」(@KakuDrop)さんと紹介している。
19日時点でこの動画を掲載したXの投稿のインプレッション数は894万で、リポスト数は約4300、いいね数は約5700となっている。一部のユーザーからは「とってもかわいい」「これぞ新時代の広告」など肯定的な意見が上がっているが、それ以上に「AIである必要性が感じられない」など生成AIの広告起用について、否定的な意見が多く上がっているようだ。
また「『マクドナルドのCM』というより『代理店が生成AI使った企画を今後通しやすくする口実用のCM』」など、マクドナルドがAI広告動画を掲載した理由を考察する意見も。他にも「『AIを使う』が目的になっててそもそもCMとしてあんまり良くない」など、動画のクオリティーに不満を覚えるユーザーも見られた。
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