俳優のウィル・スミスさんが顔や食器をぐちゃぐちゃにしながらもりもりパスタをむさぼる動画をご存じだろうか。2023年に、当時の生成AIで作ったとみられる映像だ。OpenAIが最新の動画生成AI「Sora」を発表してからは、クオリティーの差から同AIのサンプル映像と並べられ「1年間で技術がこんなに進化した」という比較の好例やミームのようにもなっていた。そして2月20日(現地時間)、この映像がついに実写化(?)した。
ウィル・スミスさんは20日、自身のInstagramアカウントに、生成AIの映像を再現した動画を投稿。AI動画と自身の映像(AIではなく、自身を撮影した映像)を並べ、順に「1年前のAI動画」「今のAI動画」とキャプションをつけて公開した。
【追記:2023年2月21日午後1時39分】スミスさん自身の映像は、AIで生成したものではなく自らを撮影したものであることを明記しました。
AI動画の特徴だった、手や食器をぐちゃぐちゃに破綻させながらパスタを食べる様子も、表情や手振りで再現しようとしている。動画の後半では、他人のドレッドヘアをパスタのように頬張る“おふざけ”も見せた。
冒頭で述べたように、ウィル・スミスさんがパスタを食べるAI動画はSoraと比較されることもあり、それを自らパロディーした形だ。同氏は動画に「手に負えなくなってきた」とのコメントを添えており、自身もSoraなど動画生成AIの進歩への驚きを示していた。
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