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“昭和世代”におくる「はじめてのせいせいえーあい」 ChatGPT登場時の常識はもう古い? 2025年の当たり前にアップデートマスクド・アナライズの「AIしてま〜す!」(2/3 ページ)

» 2025年02月03日 12時00分 公開

生成AIデビューは「型」と「系統」を学べ

 生成AIが仕事で役に立つとはいえ、初心者にとって未知の存在であることに変わりありません。そこで生成AIを使いこなす「生成AIデビュー」を実現する準備を紹介します。

 デビュー前で多い疑問は「どんな目的や場面で生成AIを使うのか?」「生成AIで何ができるか分からない」という相談です。ここでは「型」と「系統」という仕組みに当てはめると良いでしょう。

 まず生成AIを使う目的として「型」という考え方を覚えます。「型にはめる」という表現があるように、目的に当てはめてみましょう。ここでは「代行型」「強化型」「自動型」という3つの「型」を紹介します。

使う“目的”を「型」に当てはめる

代行型:人間の代わりに作業を行う

 報告書やメールの作成、各種調査、英語の翻訳、問い合わせの回答などを人間の代わりにやってもらいます。

強化型:人間の能力を伸ばす

 多くのアイデアを考えたり、提案内容を増やしたりなど、成果物の量と質を高めます。また、プログラミングなど専門職における能力を強化できます。

自動型:繰り返し作業を行う

 毎日、毎週、毎月で繰り返し行われる定型業務を自動化します。例として定例会議における報告書作成などが挙げられます。

 まずは生成AIを使う目的として、この3つの型に当てはめてみましょう。自分の作業の中で該当するものがあるはずです。

生成AIでできる“6つの系統”

 次に、生成AIで何ができるかを割り当てていきます。生成AIは何でもできるイメージがありますが、実際に可能なことは6つに分類できます。この生成AIできることを「系統」と呼びます。

使う“用途”を「系統」に当てはめる

調査系:分からないことを調べる

 資料作成やプレゼンなどにおける調査、不明な点を探して調べること、問題の原因などを調べます。

生成系:成果物を作成する

 提案や報告に必要な資料作成、説明に使うイラストや図の生成などを行います。調べた内容を第三者に共有する成果物を作成しましょう。

対話系:話し合って一緒に考える

 生成AIと相談や壁打ちをしたり、想定される質疑応答を求めたり、役割を演じてやりとりを再現できます。こうした対話を繰り返して、成果物の完成度を向上させます。

チェック系:内容を調べる

 資料の校正や要約、英語の翻訳などに役立ちます。間違いを探して修正することで、社内外に提出できる品質にします。

分析系:データや文章を分析する

 データ分析や分析用データの準備、グラフによる可視化を行います。分析結果やグラフを用いて、成果物における説得力を高めましょう。

プログラミング系:プログラムの生成や開発支援

 日本語でプログラムやExcelのマクロを生成できます。また、ここまでに行った作業を自動化しても良いでしょう。

 このように、生成AIでできることは6つの「系統」でまとめられます。実際に実行する場合でも、プロンプト・命令文の細かいルールは気にせず、やりたいことをそのまま書けば問題ありません。まずは試して経験してみることが重要です。

 ここまで紹介した「型」と「系統」を組み合わせて「どんな目的や場面で生成AIを利用するか?」「どんな用途や活用法を実現するか?」が分かります。まずは実際の業務で型と系統に当てはめながら、活用してみましょう。

型と系統のまとめ

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