米NVIDIAは5月19日(日本時間)、“パーソナルAIスーパーコンピュータ”をうたうAI開発向けのデスクトップPC「DGX Spark」を7月に発売すると発表した。3月の発表時点では、台湾ASUSや米Dellなどの製造パートナーから発売するとしていたが、台湾AcerとGIGABYTE、MSIも加わる。同社のジェンスン・フアンCEOが、台湾で開催中のコンピュータ技術の見本市「COMPUTEX 2025」で明かした。
DGX Sparkは、NVIDIAのSoC「NVIDIA GB10 Grace Blackwell Superchip」と、第5世代Tensorコア、128GBのメモリを搭載。最大1PFLOPS(1秒間に1000兆回)の計算性能を持つ。開発者は、AI開発ツール「PyTorch」「Ollama」などを使用し、AIモデルのファインチューニングや推論などを実行できるという。
大規模なワークロードに向いた「DGX Station」についても、3月の発表時点から製造パートナーを追加。ASUSとDell、米HPに、GIGABYTEとMSIを加え、2025年後半に発売予定。
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