ソフトバンクは10月24日、AIを活用して無線アクセスネットワーク(RAN)を高度化する「AI for RAN」の研究で、韓国Samsung Electronicsと協業すると発表した。6G実用化に向けた取り組みを加速する。
RAN(Radio Access Network)は、基地局などと端末を無線接続するネットワーク。両社は、6G向けの周波数として検討されている7GHz帯に注目し、フィールド検証とユースケースを探索する。
AI for RANでは、特に物理層(レイヤー1)へのAIの効果に着目して研究開発し、RANの効率化と最適化を目指す。AIとRANの設備を共用することで利用効率の向上を目指す「AI and RAN」の研究開発・評価も行う。
ソフトバンクが開発中の通信業界向けAI基盤「Large Telecom Model」も活用し、LLMベースのAIによってネットワーク最適化のワークフロー変革も目指す。
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