メディア
ITmedia AI+ >

シャープ堺工場跡地のAIデータセンターが稼働開始 KDDI

» 2026年01月22日 15時19分 公開
[ITmedia]

 KDDIは1月22日、旧シャープ堺工場(大阪府堺市)の土地や建物を活用したAIデータセンター「大阪堺データセンター」の稼働を開始した。既存の電力・冷却設備を転用し、「NVIDIA GB200 NVL72」などのAIサーバからなる計算基盤を整備。KDDIや子会社などが活用し、ソブリンAI(主権を国内で保持・コントロールできるAI)需要に対応する。

photo 外観(画像はニュースリリースから引用、以下同)

 データセンターは地上4階建で、延べ床面積は約5万7000m2。最大100Gbpsのインターネット回線を有し、各種パブリッククラウドとも閉域接続できる。冷却システムには、直接液冷方式と空冷方式のハイブリッド型を採用。電力は全て再生可能エネルギー由来のものを用いるという。

photo データセンターの設備(以下同)

 計算資源は米Googleの生成AI「Gemini」オンプレミス版の提供にも活用。4月からは武田薬品工業と共同で、LLMによる医療ビッグデータの分析や、得られた知見のサービス化に向けたプロジェクトも発足する。傘下のAIスタートアップ・ELYZA(東京都文京区)によるモデル開発やサービス提供にも活用する。

 シャープ堺工場は2009年に設立。ディスプレイパネルの生産を担ってきたが、液晶市場の低迷を理由に、24年5月に生産停止を発表した。12月には工場の一部を活用したAIデータセンターの構築を視野に、KDDIとシャープ間で基本合意を締結。KDDIは25年4月にシャープ堺工場を買収した。なお、ソフトバンクもシャープ堺工場の一部を取得し、データセンターを構築中。26年中の稼働を予定している。

経営×IT×事業のコラボで導くデジタル基点のビジネス変革

経営層とIT部門、そして現場業務を担う事業部門の視点を合わせ、デジタル戦略の解像度を高めるためにはどうすればいいのでしょうか。本イベントでは、ビジネストレンドを整理しながら、今知りたい経営×IT×事業のコラボレーションで全社の変革を進めるためのヒントをお届けします。

photo

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アイティメディアからのお知らせ