ITmedia NEWS >

「悪役」×「家電」×「サウンド」International Feel(2/2 ページ)

» 2004年01月22日 09時07分 公開
[松尾公也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 その大手小売りチェーンとは、ドイツのMetro。そのドイツで2006年に開催されるサッカー・ワールドカップではチケットにRFIDが搭載されるそうだ。FIFAの計画によれば、そのチケットには日時、会場だけでなく、所有者の個人情報も入っており、入場の際の身元確認作業を大きく軽減できるという。ドイツと日本の往復は、RFIDを使った手ぶら旅行で、現地の買い物もRFIDでということになっているかも。

 RFIDではないが、同様の無線技術を用いた、スティーブ・ウォズニアック氏の動きも、要注目だ。子供やペットのいる家庭なら、こちらのほうを早く実現してほしいと思うだろう。

Macworld ExpoとNAMM

 MacWIREもZDNet Macも既にないわけだが(旧ZDNetの/macwire/以下のコンテンツは既に削除されている)、Macworld Expo San Franciscoは続いているし、今のAppleには力がある。収益力については、2004年第1四半期の業績が証明している。SONY/AIWAのHDDプレイヤーが登場しても、スペックやコストパフォーマンスではさほど影響を受けないと思われる「iPod mini」がMacworld Expoのハイライトとなったし、AOLユーザーに対応したおかげで一瞬だけ日本からも楽曲購入ができたiTunes Music Storeは、春に日本対応するとのIDG記事もある。

 ただしこの記事は、ITmediaのローンチ直前でサイトがお休みだったため、掲載していない。埋もれてしまうのももったいないので、要旨だけ紹介しておこう。


 アップルジャパンは今後数カ月のうちに日本でiTunes Music Storeをオープンする。Apple Store銀座店の店員の話では、今春サービスがスタートするようだ。アップルジャパンの広報からはノーコメント。スティーブ・ジョブズCEOは昨年11月、日本経済新聞に対し、レコード会社との話し合いは開始されていると語った。日本にはメジャーなオンライン音楽サービスが存在しないが、一部のレコード会社は独自のサービスを提供している。その1曲当たりの価格は米国の2倍だ。日本の音楽売り上げは米国に次ぐ、世界第2位の市場規模を持つ。


 米国外ユーザーチェックが入るまでの2日間だけだったが、AOLアカウントで体験したiTunes Music Storeでの楽曲購入体験(53曲を購入)は素晴らしいものだった。妻と子供のリクエストに応えてその場で曲を検索・視聴し、購入するというのはレコード店ではできないもの。ぜひとも早急に実現させてほしい。iTunes Music Store Japanがオープンすれば、わが家は「一人一iPod」になるだろう(今は合計3台)。

 Macworld Expoに続いて開催されたNAMMではさらに音楽ネタが続く。音楽の専門展示会だから当然だ。買収したEMAGICの技術をベースにSoundtrackGarageBand(iLife '04の一部)Logic Expressを投入。そして将来のLogicに含まれるであろう新技術も披露した。

CloseBox

 別の記事で書かれているように、いま、会社ではPCを使っている(VAIO U3)。逆スイッチャーとなった弁解をしておこう。このマシンを使うことにした理由は、自転車通勤(往復38キロ)に切り替えたので、背中にできるだけ負担をかけないようにするためだ。このサイズのマシンは現在売られていないこともあり、わざわざオークションで購入した(購入金額9万円)。もちろんこの液晶画面とキーボード、ポインティングデバイスで仕事ができるわけはないので、外部液晶ディスプレイ、キーボード、マウスはオフィスに置いてある。

 OSをクリーンインストールした直後にWindows UpdateをかけようとしたらいきなりBlaster攻撃を受けるような(実話である)Windowsを好き好んで使っているわけではないので、自宅ではPowerBook G4(Panther)だ。数時間ごとにプラットフォームを「スイッチ」しているわけだ。ただし、両プラットフォームを行き来しやすいように、いろいろと工夫をしている。まあ、なんとかなっているな、というのが今の印象だ。

 MacでできることをWindowsで再現するのは、以前に比べると格段に容易になってきている。まずはブラウザ環境から。ブラウザシェア0.48%のSafariの機能をWindowsで実現するとなると、ブラウザシェア0.8%のOperaが移行しやすい。Safariの機能の多くはカバーされており、動作の「軽さ」も近いものがある。「保険」のためにシェア95%を誇るIEも残しておくというのは当然のことだが、メインのブラウザにするには使い勝手が悪すぎる(Mac版IEの良さが目立つこと)。

 最後に、この1週間で最も印象に残った海外記事を挙げておこう。OracleのCEO、ラリー・エリソン氏の4度目の結婚の話だ。お相手は恋愛小説家(第1作目はシルエット・ロマンス、である)ということで、大富豪との恋をテーマにした、そのまんまの作品を執筆中らしい。これはぜひ、読んでみたい。日本語版は出ないのかなあ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.