“オレはデジタルデバイド”と叫ぶ記者Sの七つ道具記者の七つ道具探訪

» 2004年01月21日 01時25分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 それほど年をとっているわけではないが、長く勤めすぎたため“ITmedia一の古株記者”になってしまった記者S。元MacWIRE編集長までが会社で使うPCをWindowsに変えてしまった今、Macの砦を一人で守っている。そんな彼の七つ道具を見ていこう。

道具1 アップル PowerBook G4 12" SuperDrive

PowerBook G4 12" SuperDrive。29万円の豪華版

 “デジタルデバイド”と居直るわりには、改造派の記者S。PowerBook G4を買った理由は「使っていたiBookが壊れたから」で、なぜ壊れたかといえば、保証対象外の改造を行ったからだ。「PCカードスロットが内蔵されていないiBookの光学ドライブを外して無理やりベイを作り、アイ・オー・データ機器の『USB-CFADP』を内蔵して通信してたら、壊れた」(iBookカラーに合わせたベゼルまで自作していた)。そこまでしてもアップル製品を使う、愛にあふれたMac派改造野郎なのだ。

 640Mバイトメモリを増設し、80Gバイトのハードディスクドライブを内蔵。US版のキーボードを付けてAirMac Extremeを内蔵したPowerBookは、約29万円の豪華版。キーボードのタッチがiBookより好みに合っていることから、PowerBookを選んだ。「とにかく(Macintoshの中では)薄くて軽いものを」という理由から12インチモデルにした。

 壊れたiBookではOSをMac OS 9にしていたが、PowerBook G4では「安定した」と評判のPanther(MacOS X 10.3)で使っている。「細かい不満はあるけど、それなりに快適」。その昔、ThinkPad s30を使っていたころから「UNIXになってどれだけ安定したのかが気になっていた」だけに、Pantherの安定した動作がうれしい様子だ。

道具2 「N503i」と「P-in m@ster」(NTTドコモ)

ストラップの「PCWEEK」ロゴから分かるとおり、その当時からの記者

 携帯電話へのこだわりはそれほどなく、「N503i」(2001年3月の記事参照)を愛用。通話のほかにはiモードの「AD乗換案内」を見たり、たまにiモードメールを送ったりしている。

 最新のものに買い替えない理由は「デジタルデバイドだから」。記者Sが、こう居直るのには理由がある。

 実はCESに取材に行くという記者SにMobile編集部は、ボーダフォンのW-CDMA/GSMデュアル端末「V801SA」(2003年12月の記事参照)を貸していた(1月13日の記事参照。ウリの一つである“海外から写メール”を試してもらおうと思ったのだ(2003年8月の記事参照)。しかし、待てどくらせど写メールは届かない。そうこうしているうちにCESは終わり、記者Sは日本に戻ってきてしまった。

 「何で写メール送ってこないのさ」と問い詰めたところ、「どうやって写メールするのか分からなかった……」(記者S)。CESに行く1週間前から端末と取り扱い説明書を渡していたのに、「ボーダフォンロゴのボタンを押すとメールメニューが出るって気が付いたのが、帰りの飛行機の中」というありさま。「デジタルデバイドだね」とスタッフから言われるうちに、居直るようになった。

 携帯電話を買い替えない本当の理由は、「携帯電話にカメラを必要としていないから」。松下電器の「D-snap」「LUMIX DMC-FZ1」を持ち歩いているため、携帯にまで付いている必要を感じないという。

 しかし、最近の携帯電話のメインディスプレイのきれいさに驚いたのと、そろそろバッテリーがヘタってきたこともあって、「面白いゲームができるモデルが出てきたら買い替えもあり」と心は動いている。

 通信用途で使っているのはドコモの「P-in m@ster」(2001年7月の記事参照)。N503iとファミリー割引で使っており、なんとなくそのままになっている。

道具3 アイ・オー・データ機器の「USB-CFADP」

「iBookに内蔵したのはコレ(左)です。保証がきかなくなるので、真似しないでください」

 PowerBook G4 12"に通信カード対応のスロットがないため、メモリカードリーダ/ライタとデータ通信アダプタを兼ねる「USB-CFADP」を常に持ち歩いている。ちなみに、iBookに無理やり内蔵したのはこれと同じものだ。

 最近は外で通信する機会が減って、メモリの読み取り用途で使うことが増えたため、もっと手軽に使えるイメーション製の小型SDカードリーダ「Flash Go!」も、持ち歩いている。

道具4 松下電器のデジタルカメラ「LUMIX DMC-FZ1」

“光学12倍ズーム”は記者の間で大人気だ

 取材用カメラとして持ち歩くのは、松下電器製の「LUMIX DMC-FZ1」(2002年11月の記事参照)。“光学12倍ズームで手ぶれ補正機能付き、リーズナブルな価格”というカメラは当時ほかになく、発表と同時に購入を決めたという。機能的なところには満足しているが、かさばるのが悩みの種。

道具5 松下電器の「D-snap」

記者Sが入手したのはこれのブルー

 ICレコーダ兼ミュージックプレイヤーとして使っているのは、ある日、ひょんなことからうまいことやって手に入れた松下電器の「D-snap SV-AS10」(2003年9月の記事参照)のブルー。「薄くて(厚さ13.5ミリ、重さ約74グラム)持ち運びが苦にならないから重宝している」。

道具6 リュック「incase Nylon BackPack」

Power Book G4 12"が小さく見えるほど大きなリュック

 PowerBook G4の17インチも入る大型のリュック「incase Nylon BackPack」を、PowerBook G4 12"と一緒に購入。大きめのリュックにしたのは、「デジタルカメラがかさばるから」。

 選ぶ上でポイントになったのは、「肩にどれくらい気持ちよくフィットするか」。たくさん荷物を入れて重くなっても、背負っていて苦しくならないものを探していた。

 「どうせ大きなリュックを買ったんだから、PowerBookも15インチにすればよかった」と悔やんでいる。

道具7 週刊アスキー、MacPeopleなどのPC系雑誌

 リュックが大きいのは、雑誌類をよく買うせいでもある。愛読しているのは週刊アスキー、MacPeopleなどのPC系雑誌多数。ほかにもHiVi、ビデオサロンなどのオーディオ・ビジュアル系雑誌に目を通している。「デジタルデバイドだ!」と叫びながらも、実は誰よりもよくPC雑誌を読んでいるのだ。

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