Mobileチャンネルの斎藤健二記者のカバンはZDNetのブランド名が刷り込まれたもの。愛社精神ゆえに持っているわけではなく、単に使い勝手がいいからだ。マチが広く、ポケットがいくつも付いているこのカバンは、ほかのスタッフにも愛用者がいるほど。「いろいろなカバンを使ってきたけど、なぜかこれが一番使いやすかった」。サイトからZDNetの文字が消えても、当分カバンだけはZDNetブランドのままでいくようだ。
そんな斎藤記者の七つ道具をご紹介しよう。
道具1 ノートPC「DynaBookSS S5」512Mバイトメモリ増設
斎藤記者が使っているノートPCは2002年夏に買った東芝の「DynaBookSS S5」(2002年6月18日の記事参照)。「ThinkPad s30」を使っていたが、なぜかPhotoShopが落ちるという現象が頻発したため、それを売って購入したものだ。
購入時の条件は1)1.5キロ程度の重さ 2)12インチのディスプレイ3)6時間くらい持つバッテリー の3つ。ソニーの「バイオSR」や日本IBMの「ThinkPad X30」も検討したが、バイオはディスプレイが10.4インチと小さく、ThinkPadはやや重かったためDynaBookSS S5に決めた。「大容量バッテリーが標準で付属していたのも大きい」。
DynaBookSS S5には、無線LAN内蔵タイプとCFスロット+USBモデルがラインアップされていたが、選んだのはCFスロット+USBモデル。「無線LAN内蔵タイプにするとPHSを差したり、USB経由でのデータ通信がやりにくい」
とりたててすごい機能があるわけではないものの、「キータッチもいいし、壊れない」などベーシックな部分での使い勝手がよく、当時の日記には「(DynaBookSS S5は)丈夫でうれしい」と書いてあるそうだ。
ただし今となっては「超低電圧版モバイルPentium III-M/800MHz」は少々力不足。そろそろ薄くて軽くて安くて速いノートPCで気に入ったのがあれば、買い換えたいと思っている模様。「最低でもPentium M/1.6GHz、ハードディスクは80Gバイトはほしい」
道具2 ノート コクヨのB6ノート
紙のノートはコクヨのB6のものを1997年5月からずっと愛用しており、最新のものは33冊目。ちなみに過去のノートはすべて取材記録として保存してある。「前に同じトピックで取材したときに、どのような話だったかを調べたりできる」。
「これより大きいとかばんの中で邪魔になるし、これより小さいと取材時に図版が描けない」というように、B6という大きさが取材にぴったりなようだ。
最近入手が困難なのが悩みで、文房具屋で目にすると4〜5冊まとめ買いしているという。
道具3 カメラ 松下電器 LUMIX DMC-FZ1
カメラは、12倍ズームと手ぶれ補正機能がウリの松下電器製「LUMIX DMC-FZ1」(2002年11月1日の記事参照)。「当時、12倍ズームが可能で小さくて軽いカメラがこれしかなかった」ため、購入。画素数は200万画素だが、Web用の記事として使う分には全く問題ないそうだ。「見た目よりかなり軽く(本体のみで318グラム)いいカメラだと思う」
ただ、気になる部分もいくつか。「最近、ズームの調子が悪く、ボタンを押しても動かないことがある」。また、フラッシュが遠くに届かない、軽いけどかさばる……といった点の改良を望んでいる。
道具4 ICレコーダ 三洋電機のICR-B80RM
ICレコーダは三洋電機のICR-B80RM。気に入っているのは、1)MP3形式で録音できるため、再生用に別途ソフトをインストールする必要がない 2)レコーダ本体に装備されるUSB端子がマスストレージクラス対応で、Windows Me/2000/XPがインストールされたマシンなら差すだけで認識する といった点だ。「もじょ氏のフリーウェア、『おこしやす』を使えば、エディタで記事を書きながらMP3データの再生や停止、数秒分の巻き戻しができて便利」
電池が持たない、突然電池が終わる……といった点の改良を期待。また現状では001、002と録った順に番号が振られるファイルに「タイムスタンプを入れてほしい」。
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