Firefox 3.5の使えそうな機能Top103分LifeHacking

Firefox 3.5の正式なリリースが待ち遠しいですね。使えそうな機能を10個をピックアップしてみました。

» 2009年06月25日 16時33分 公開
[Kevin Purdy(訳:山内純子),ライフハッカー[日本版]]
ライフハッカー[日本版]

 Firefox 3.5へのアップデートでは、また一歩、オープンソースブラウザに近づきましたね。今回はどんな修正や、新しいツールが発表されたのでしょうか。正式なリリースが待ち遠しいですね。米lifehackerでは、使えそうな機能を10個選んでみました。

閉じたウインドウを元に戻す

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 まだ開いておきたかったタブを、間違って閉じてしまった場合、Firefox 3では「Tab Mix Plus」のようなアドオンを使ったり、アドオンなしでも「Ctrl」+「Shift」+「T」で復活させることができました。じゃあ、たくさん開いたタブ付きのウインドウを、誤って閉じてしまったらどうしましょう。これは、Firefox 3.5でないと復活させられません。履歴メニューに行けば、間違って閉じてしまったタブやウインドウを、もう一度開くことができるんですよ。そのページにタイプしていた文字もそのまま表示される(はず)です。

「Forget this site」

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 「Private Browsing Mode」や履歴を一気に消去という手もありますが、特定のサイトへの履歴を消すには、「Forget this site」というオプションがあります。これで、ブラウザから特定のドメインを消去できます。サブドメインでは使えないのと、ネットワークトラフィックやフラッシュメモリには履歴が残る、という方法ではありますが、仕事中にかわいいネコちゃんたちを何度もチェックしていたことを同僚に知られたくない、というときに使える機能かもしれませんね。

タブから新しいウインドウへ

 Google ChromeSafariにお株を奪われた感があるタブの機能ですが、それでも便利なことには変わりありません。タブをつかんで外に出すと、新しいウインドウとして開ける、というものです。そのウインドウをつかんで持ってくると、またタブに戻すこともできます。これは、右クリックのオプションでもできるワザです。

「AwesomeBar」フィルター

 Firefox 3の「AwesomeBar」やアドレスバーでは、アドレスをタイプしているそばからサジェスチョンを出してくれました。でも、そのサジェスチョンはどこからきていたかというと、ユーザーの履歴、ブックマーク、タグからだったので、意味のないリストを大量に残してしまうこともありました。それが、Firefox 3.5では改良されています。例えば「life *」とタイプすると、ブックマークの中から「life」の入っているものを探し、「lh +」で、タグのなかから「lh」を探し出してくれるようになりました。

セッションの復元

 突然クラッシュして、たくさん開いていたタブが消えてしまったら、復元する方法はあるのでしょうか。Firefox開発者たちは、そんなユーザーからの声を聞いて、新しいセッション復元ツールを作ってくれました。そこでは、ユーザーがどのタブを復元させるか選ぶことができます。ちなみに、何が原因でクラッシュしたのかということですが、それはおそらくFlashが使われていたページではないでしょうか。

プライベート閲覧モード

 プライベート閲覧モードは、こっそりひっそり見るそんなページのためにある、という言うまでもない用途以外にも実は使えるんですよ。例えば、友人のブラウザでログインして、ギフトサーチをしたり、デリケートな検索をしたり、クレジットカードの支払いをしたり、というときにプライベート閲覧モードを使えば、個人情報の流出を防げます。常に使わなくてもいい機能ですが、あると安心ですよね。

色彩がより鮮やかに

 カメラ、モニター、キャプチャデバイスでは、それぞれ色合いを設定することができますが、Webでみるとあまり違いが見られませんよね。それは、Webの色にはフィルターがかけられていて、ブラウザにはやく表示されるために最適化もされているからです。Firefox 3.5には「ダイナミックカラープロフィール」機能が備わりました。これによって、デザイナーやグラフィックデザイナーが作り出した通りの色彩を、Webページでも見ることができるようになりました。

ちょっと速くなった「TraceMonkey」

 Mozillaによると、Javaスクリプトエンジン「TraceMonkey」は、Firefox 3に入っていた「SpiderMonkey」より20から40倍速くなったそうですが、米lifehackerのテストでは、そこまでの数値は出ていません。ChromeやSafariにまだまだ負けていても、「TraceMonkey」が、少しだけ速くなったというのは事実です。これによって、ブラウザのスピードレベルの底上げをした、というところでしょうか。

現在地から検索する「Geo-location」

 地図検索で、「郵便局」と打ち込んで、遠くの町の郵便局がヒットしても意味ないですよね。改良された「Geo-location」では、GoogleのWiFi三角測量法と、IPアドレス情報から、ユーザーのだいたいの位置を把握します。だから、現在地から一番近い郵便局を探すことができるのです。この機能は無効にすることもできますが、実際にはあって困る機能ではありません。多くの人が既に、携帯電話では便利なものとして使っている機能ですよね。

HTML 5で動画をページの一部に

 「Ogg Vorbis」や「Theora」といったオープンソースフォーマットの動画がはめ込まれた、HTML 5のWebページを閲覧する場合、Firefox3.5では、動画をWebページの一部として認識します。つまり、Webページからそのビデオにコメントしたり、動画の中にあるリンクに飛んだりできる、ということです。Webページの中で、ビデオとテキストの境目がなくなる、という未来のWebの姿に少し近づいたということですね。

 この中に、期待できそうな機能はありましたか? コメント欄で教えてくださいね。

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