「うっかり別のUSBマスストレージを取り外してしまった!」を防止する3分LifeHacking

複数のUSBマスストレージを利用していると、取り外す際にうっかり別の機器をアンマウントしてしまうことがある。こうした事故を防ぐソフトを紹介しよう。

» 2010年04月19日 09時28分 公開
[kizuki,Business Media 誠]

 複数のUSBマスストレージを使っていると、それらを間違えずに取り外すのは難しい。というのも、タスクトレイの「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックしても、どれも「USB大容量記憶装置デバイス」としか表示しないからだ。仕方がないのでFドライブやEドライブなどとドライブのアルファベットで目星をつけて取り外しの操作を行ったところまったくの見当はずれで、データの転送をイチからやり直す羽目になった──そんな経験のある人も多いだろう。

 こうした場合に便利なユーティリティが「DetachUSB」だ。タスクトレイに常駐するこのユーティリティを右クリックすると、接続中の機器の一覧がズラリと表示される。「ハードウェアの安全な取り外し」と違うのは、ドライブ文字とともに、USBマスストレージのメーカー名および製品名を表示することだ。割り当てられたドライブを記憶していなくとも、特定のUSBマスストレージを取り違えずにアンマウントできるというわけである。


複数のUSBマスストレージを接続している場合、タスクトレイから「ハードウェアの安全な取り外し」を選んだ際にすべてを「USB大容量記憶装置デバイス」と表示するので、見分けがつきにくい
「DetachUSB」を使うと、各USBマスストレージのメーカー名および製品名が表示されるので、意図しないUSBストレージを誤ってアンマウントしてしまう危険性が低くなる。ちなみにKドライブのようにメーカー名が設定されていない製品については製品名のみを表示する

 設定項目は一切なく、ただ起動するだけで利用できる。スタートアップに登録してタスクトレイに常駐させておくのが望ましいが、PC起動時に立ち上げなければ動作しないわけではないので、使いたい時にダブルクリックして起動させるのでも問題ない。インストールも不要なので、手軽に使えるのがありがたい。

 ちなみに表示はボリュームラベルではなく、USBストレージにあらかじめ書き込まれているメーカー名と製品名。なので、まったく同一の機器、例えば同一型番のUSBメモリを2台以上接続しているといった場合は、残念ながら見分けがつかない。ともあれ、シンプルながら非常に実用性が高く、一度使うと手放せなくなる。複数のUSBマスストレージをひんぱんに着脱するユーザーはぜひ試してほしいソフトだ。

本日のレシピ
ソフト名 対応OS 利用料 作者
DetachUSB Windows 7/Vista/XP/2000 無料 ich-Revo氏

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