ケーブルの抜き差しや設置方法で独自の工夫が光る、3種類の電源タップを紹介しよう。
家電量販店に足を運ぶと、どのフロアでもたくさんの電源タップを売っている。家庭や職場などあらゆるところで使うものだけに需要も多く、単機能の製品であれば1000円以下の特価で山積みしている場合も多い。
もっとも、昨今の電源タップにはさまざまな工夫をこらした製品が多く、少し予算を上積みすればそれら付加機能を持った製品が手に入る。電源タップは比較的ライフサイクルが長い製品でもあるため、特にデスクまわりでひんぱんに抜き差しする用途であれば、付加機能を持った製品をチョイスしておいたほうが、後々なにかと便利だ。
今回はそんな付加機能付きの電源タップの中から、ケーブルの抜き差しや設置方法で独自の工夫が光る、3つの製品を紹介しよう。
まず1つめは、指一本でコンセントの取り外しができるタップである。プラグ側に取り外し用の機構を搭載した製品はたまに見かけるが、タップ本体側に搭載している製品はありそうであまりない。家庭か職場かを問わず、さまざまな電気製品の電源ケーブルをひんぱんに抜き差しする環境にぴったりだ。
製品パッケージに「女性もお年寄り、子供もらくらく抜ける」とあるように、非常に軽い力で抜くことができるのが特徴。足で踏んで取り外すのも容易だ。4個口はともに本体側面にレイアウトされているため、電源ケーブルが床をはう形でスッキリと配線できることもポイントといえる。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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BSTA24L10WH | 1280円 | バッファローコクヨサプライ |
次に紹介するのは、2面にマグネットを装備したタップだ。一般的なマグネット式のタップは底面のみにマグネットを装備しているが、このタップは側面にもマグネットを装備しているのが大きな特徴だ。
スチール面にくっつける側を自由に選択できるため、設置場所に応じて取り付ける向きを自在に変更できる。例えばスチール机の側面に取り付けて電源ケーブルを下向きに配線したい場合は側面のマグネットで、電源ケーブルを横向きに配線したい場合は底面のマグネットで取り付けるという芸当が可能だ。レイアウト変更の多い職場などでは、なにかと重宝するだろう。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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HJKP402WH(カカクコム) | 1680円 | ヤザワコーポレーション |
最後に紹介するのは、2面差込式のタップだ。先に紹介した製品ではマグネットが底面と側面の両方に装備されていたのに対し、この製品は側面のみのマグネットだが、こちらは6個口を2面に分けてレイアウトした「2面差込式」であることが特徴だ。差込口が異なる面にあることから、ACアダプタなどを接続する場合でも、隣の口に干渉しにくいメリットがある。
また、先の製品になかったポイントとして、LED付の集中スイッチを装備していることが挙げられる。集中スイッチのLEDがあまりにも明るいと、電源の切り忘れに気づきやすい一方、夜中にまぶしすぎるというデメリットもあるが、この製品はスチール机の側面に取り付けた際に集中スイッチが下向きになるため、暗い部屋でもまぶしく感じなくて済む。家庭内利用もしくはオフィスの個人のデスク周りに向いた製品と言えそうだ。
製品名 | 実売価格 | 発売元 |
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EMT0615SW(Amazon.co.jp) | 1980円 | イーサプライズ |
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