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» 2010年11月04日 20時00分 公開

Twitterオフ会にぴったりのプライベート名刺作成サービス5つを試す使えるビジネスサービス比較2010(4/4 ページ)

[山口真弘,Business Media 誠]
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出来上がりの品質を比較する

 では5種類そろったところで、出来上がりを比較してみよう。

 大きさはTwit Cardとツイ名刺は一般的な55×90ミリサイズ、Procaとpocketer、MOOが幅約30ミリのスリムサイズだ。ProcaはpocketerやMOOに比べると全長が20ミリほど長い。Twitterから情報を読み込んでいるTwit Card、ツイ名刺、Procaはアイコンやプロフィール文も掲載する。裏面については、Twit Card、ツイ名刺は白紙または広告、Procaはプロフィール文、pocketerとMOOはデザイン可能な絵柄となっている。

Twit Card

 まずはTwit Card。今回試した5社の中では紙が最も薄手で、裏から字が透けて読めるほど。印刷の解像度も粗く、一部の字がにじんでいるほか、フチには余白があるなど、品質は家庭用プリンタと大差ない印象。プロフィールの文章も禁則処理ができていなかったり、はみ出た部分が「...」と省略されるなどイマイチ。ただし1枚あたり9.98円と他社の半額以下で、コストパフォーマンスは飛び抜けて高い。



ツイ名刺

 ツイ名刺は、Twit Cardに比べると紙はやや厚めで、家庭用プリンタよりは上のクオリティ。あまり突出した特徴はないものの、全体的にバランスは取れている印象だ。全体的に力強さを感じないのは、今回選んだ丸ゴシックという書体に依存するところが大きいかもしれない。URLがQRコードに隠れてしまっているのが気になる。裏面は今回は価格優先で広告入りプランを選択したが、白紙にすることも可能。



Proca

 紙の厚み、質感はのツイ名刺に酷似しているProca。裏面のプロフィール欄は等幅フォントで固定しており野暮ったい感はあるが、Twitter IDを強調した表面のデザインなど、全体的にはシャープな印象があり悪くない。裏面は黒の発色が悪くややにじんでいるが、筆者の知人が同社で注文した別の名刺を見る限り、背景色にかなり左右されるようだ。



pocketer

 pocketerの表面はコート加工で、Twit Card、ツイ名刺、Procaに比べるとだいぶ厚みがある。フォントサイズが極端に小さいほか、全体的ににじみがあり、筆者の名前の「真」の字の横棒が完全に潰れてしまっているのは、ボールドを指定したことを差し引いてもいただけない。また裁断が真っ直ぐではなく微妙に曲がっている場合も散見した。ただ、絵柄面のデザインが1枚ずつ変えられるのは楽しい。



MOO

 MOOの紙の厚み、サイズなどは先ほどのpocketerとほぼ同等。フォントの自由度はあまり高くないが、全体的にくっきりとしておりシャープな印象。発色もいいが、pocketerに比べると指紋やキズが目立ちやすいというデメリットも感じた。また今回のように背景色を濃くすると紙の白い断面が目立ってしまうので注意しよう。今回試した中では唯一QRコードに対応せず、添付したい場合は自前で用意する必要がある。絵柄面のデザインは全部で7種類。



まとめ

全種類を並べたところ。上から順にTwit Card、ツイ名刺、Proca、pocketer、MOO

 以上ざっと見てきたが、名刺に求めるものは人それぞれなので、これまで述べてきた評価を数値化して合計得点でランクをつけたとしても、あまり意味がない。そこで筆者なりに重要視するであろうポイントをいくつか挙げ、それぞれについておすすめの名刺作成サービスについて見ていこう。

作成の簡単さ

 手間をかけずにかんたんに作れるという点においては、Twitterからの自動読み込みが可能なTwit Card、ツイ名刺、Procaが秀逸だ。pocketerもプロフィールサービス2社からの自動読み込みに対応しているが、Twitterには対応せず、また試用時のエラー発生率の高さからして個人的にはおすすめしづらい。MOOは入力項目が多く英語画面であるため英語が苦手だとハードルも高くなる。

高級感

 紙の厚さおよび印刷のクオリティという点ではpocketerとMOOだろう。両者ともにプラスチックと見まごうほどの強度があり、家庭用インクジェットプリンタで作成した名刺とは一線を画する出来だ。手にした時の満足感はかなり高い。Procaもそこそこのクオリティがあるのだが、背景色によってはにじみが出る場合もあるようだ。

デザインの自由度

 名前やTwitterユーザー名だけでなくメールアドレスや携帯番号など任意の情報を入れたい場合や、裏面を自由にデザインしたい場合はpocketerとMOOが頭一つ抜けているが、いずれもTwitterからの自動読み込みに対応しないため、どうしても入力の手間はかかってしまう。個人的には、Twitterの情報をベースに最大2つの項目を任意入力できるProcaがバランスが取れていると感じた。pocketerはアイコンをアップロードできないので、Twitterオフ会用の名刺には不向き。

納期の短さ

 住んでいる地域によっても左右されるが、Twit Card、ツイ名刺、Procaはほぼ横1線。来週末のオフ会に間に合わせたいといった場合は、これらの中から選べば間に合う可能性が高い。MOOは海外発送ということもあってどうしても不利になる。

コストパフォーマンス

 発注単位が異なるため厳密に同一条件ではないのだが、今回のオーダーをベースに単価を算出すると最もリーズナブルなのはTwit Cardで、1枚あたり9.98円と飛び抜けて安い。次いでツイ名刺が1枚26円、Procaが1枚31.5円、pocketerが1枚44.8円となる。1枚45円程度というのはさすがに割高な感がしなくもない。ちなみに海外発送のMOOは1ドル85円で換算した場合1枚21円強と、実はTwit Cardに次いで2番目に安い。円高のいま、とくに狙い目だと言えるだろう。

再発注のしやすさ

 名刺は消耗品なので配り終えたら再オーダーすることになる。そうした意味で、前回と同じ名刺をかんたんに再発注できること、また前回のデザインをベースに編集ができることは重要だ。今回試用した中ではProca、pocketer、MOOの各サービスが再発注および再編集に対応していた。発注のたびに微調整を加えつつ同じ名刺を続けて使いたい場合は、これらのサービスを利用するとよいだろう。

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