サラリーマンが確定申告をするとどんな節税ができる?Biz.ID Weekly Top10

確定申告は個人事業主やフリーランスだけでなく、会社員でも自身で申請が可能です。では具体的にどのような税金が戻ってくるのでしょうか?

» 2014年01月28日 17時00分 公開
[上口翔子,Business Media 誠]

 先週最も読まれた記事は、「青色申告と白色申告はどう違う? 個人事業主の確定申告について」。2位は「予防接種なしで済ませる、4つのインフルエンザ予防策」、3位は「30歳過ぎまでさえなかった、『あまちゃん』ディレクターの仕事術」でした。

 4位には、リコーが2013年11月に発売した、周囲360度をシャッターボタン1つで撮影できる全天球カメラ「RICOH THETA(リコー・シータ)」のレビュー記事がランクイン。昨日後編を公開しましたので、ぜひそちらも併せてご覧ください。


 ここ数週間、確定申告シーズンが近づいてきたこともあって青色申告や白色申告、そしてそれら申告に使える会計ソフトに関する記事が多く読まれています。個人事業主やフリーランスの人は今が最も財務処理に忙しい時期ではないでしょうか?

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消費税8%時代の確定申告

 会社員の場合、ほとんどの人が会社側で行ってくれる年末調整で済んでいると思います。うっかり申請をし忘れて会社側から「自分で確定申告をしてください」とでも言われない限り、確定申告とは無縁の人も多いはず。

 ただ、会社員でも条件を満たせばいくらか税金が返ってきます。少々面倒ではありますが、もし興味のある人はやってみてはいかがでしょう。税金がいくらか戻ってくる、なんてことがあるかもしれません。

 私も今年は個人的興味があり、確定申告について勉強中です。実際に該当するのは医療費控除くらいなのですが、将来もしもローンを組んだり、各種保険に加入したりした場合には自分がいくら税金を納めているのか把握しておく必要があるなと感じました。

 上記ブログによると、会社員でも控除対象となるのは「医療費を年間10万円以上使った」「生命保険に加入した」「地震保険に加入した」「今年住宅ローンを組んだ」「会社に関連する接待・資格取得費用などにかなりお金を使った」など。

 また調べていて1つ「なるほど」と思ったのが、医療費控除の条件に「通院時にかかった交通費も医療費に含めてよい」ということ。これまで病院の領収書のみを見て年間10万円を超えるか超えないかを気にしていましたが、実は交通費も含めると結構な額になるのでは……と思った次第です。

確定申告初心者に良さそうな書籍

 個人事業主はもちろん、会社員でも家庭がある人や住宅を購入した人などは確定申告を意識したほうがいいでしょう。

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