相手の好きなものや趣味などが分かったら「詳しくないので教えてほしい」というスタンスで話を広げていきましょう。
この連載は森本早苗著、書籍『ちょっとした気づかいがあなたの人生を変える』(アスコム)から抜粋、再編集したものです。
人間関係がうまくいっている人に共通する要素があります。それは、「気づかい上手である」ということです。
・お礼の手紙は手書きで丁寧に書く
・いつもはっきりした声を出す
・「いつでもいい」と言われてもすぐに行動する
・相手の家族のことも気づかう
・おしゃれであるよりも、まずは身ぎれいな服装をする
「気づかい」は、お金もかからず誰でもすぐにできるとても大切なスキルですが、意外にできていない人が多いのも事実。
この本では、55年間トップセールスを記録し続けているカリスマポーラレディが日々実践している「気づかいの極意」をはじめて公開しています。83歳の今もなお現役で、成果を出し続けていられる理由がこの「気づかい」にあるのです。
相手の好きなものや趣味、嗜好を把握できたら、そこから話をどんどん広げていきたいものです。
「私は門外漢なので、教えてほしい」というスタンスで、話を広げていきましょう。
どんなジャンルの話でも、うまくいく話法があります。それは「その世界のスター」について、相手に話してもらうことです。
相手が「ゴルフ好き」と分かったら、「今、一番すごいと思う若手ゴルファーは誰ですか?」と聞いてみましょう。
あなた自身はそのジャンルにまったく詳しくなくても、この聞き方であれば、相手に心地よく話してもらうことができます。
私たちの時間は有限です。最新ニュースや、世の中のあらゆる話題に常に通じていることなんて不可能です。ましてや、知識の量を相手と張り合うことなんてありません。相手に教えてもらえばよいのです。
「最新のネタやニュース」よりも、まず「相手の心の中」に興味を持ってみてください。
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