その後は「冬でも行列ができる」と評判のかき氷店「ほうせき箱」(奈良県奈良市)に足を運んだ。いちごやグレープフルーツ、キウイ、栗など新鮮な果物をふんだんに使うかき氷を堪能した。一般にイメージする「かき氷」とはまったくの別物だ。
ほうせき箱代表の平井宗助さんは、もともと奈良の伝統食である柿の葉寿司の老舗の十代目だった。慶應義塾大学を卒業後にパレスホテルなどを経て、「奈良にかき氷を地域の文化として根付かせたい」との思いから15年にほうせき箱を起業。地元の植村牧場で搾りたての牛乳を使用してミルクシロップを作るなど「ここでしか食べられないかき氷を、大仏、鹿に続く奈良の第三のシンボルにしたい」と意気込んでいる。今では「ほうせき箱」に続いて、奈良県内に数多くの「ハイクオリティーかき氷屋」が誕生し、空前のかき氷ブームとなっているのだ。
こうした奈良にあふれる「新たな魅力」も、JR東海は訴求している。
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