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女優・山本舞香の仕事観――もう後悔したくないから、今を全力で生きる映画「SUNNY」出演 21歳の人生論(2/4 ページ)

» 2019年04月24日 06時00分 公開
[伏見学ITmedia]

過去ではない、今が大切

――この映画では個人がいろいろな人生を歩んでいくさまが描かれています。山本さん自身はまだ21歳ですが、人生を振り返ってみて転機になったことはありますか?

 20歳になったことは大きいです。縛られることはなくなったし、今は自分で全部責任を取らないといけない。その自覚が芽生えました。自由にやってますね、仕事もプライベートも。楽しくできたらそれでいいかなと。

――過去の自分に伝えたいことは?

 もっと勉強をしておけば良かったなとは思います。言葉を知らないし、英語もこれから話したいと思うかもしれない。そうしたことを考えると、基礎的なことを勉強していれば良かったかもしれません。

 けれど、過去のことをあれこれ考えても意味ないと思います。過去の自分があって、今の自分がいるわけだから。私は過去にとらわれるのは嫌だし、今からでも何でもできる。したいことがあればどんどんやってみたいと思ってます。

 大人の人はよく「まだ若いんだから」と言うけれど、「いやいや、何十歳か違うだけでしょ。先に生まれただけじゃん」と思う。歳は関係ない。誰だってできるはず。私は今を生きているので、今をどうするかが大切なんです。

 もちろん過去に楽しいこともありました。例えば、学校生活。これは続けたかったなという後悔があります。

――SUNNYで女子高生を演じて、もっと学校生活をしたかったなと?

 そうですね。友達は大切だったので、仕事の都合で学校を中退して通信教育にしたことがすごく悔しいです。ちゃんと学校という場所に通って、先生という人に教えてもらって、同級生とか皆と楽しいことがしたかったな。それが人生で一番後悔しています。

 だから、ここから先、後悔しないようにしたい。何だってできるし、人生は一度きりなので。

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